音楽活動の傍ら、私立高等学校で英語の成績は常にトップクラスの秘訣は・・・ | 3世代通う英語学校!イスク英語学院~公式ブログ~

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某大手音楽事務所に所属の高校2年生のAちゃん。
音楽活動の傍ら、私立高等学校で英語の成績は常にトップクラス。

高校2年生という思春期まっしぐら。
そんな目立つ子がいたら、
普通なら、周りから妬みやイジメに合うに違いない・・・


Aちゃんは、そんなイメージとはまるで正反対。

友達関係は非常に良好、
学校も音楽活動を応援してくれていて、
習っているエレクトーンの先生が、
ギターで発表会に出たらと言ってくれたり。

皆が外へ外へと彼女を導き、
知らず知らずのうちにデビューの道へ。


それは全て彼女の”人徳”のおかげ。

どんな場所でも飾らない性格。
どんなに有名になっても変わらない。
天真爛漫でいつも前向き。


そんなステキなAちゃんに育つ背景には、
ママの関わりがあるに違いないと思い、
私細谷がインタビューさせていただきました。


※以下、Aちゃんのお母様を”ママ”
インタビューアーを細谷とさせていただきます。
事務所との契約の関係で、
Aちゃんの本名は伏せさせて頂くことをご了承ください。


細谷:
なにか子育てをするなかで、
これはしてはいけないだとか、
決めていらっしゃったことはあるんでしょうか?


ママ:

これはダメだとか、
してはいけないということはあまりありませんでした。
かといって、放任というわけでもないんですが。。

あいさつなどの人間としての基本、
特に”約束事だけはちゃんと守る
というのは徹底させていました。

例えば、試験のとき、
試験前に提出する課題は出さなかったら怒ります。
けれど、いい成績を取りなさいとは一切言いません。

もしも課題が間に合わないのであれば、
自分で先生に交渉しなさいと言います。

”今日間に合わないので、明日提出します”
など、自分で話して解決しなさいと言っています。


細谷:
シンプルな家庭のルールを決めて、
それは絶対に守らせるけれど、
それ以外は自由にさせてあげてるということですね。


ママ:

そうですね。

例えば、音楽活動をするならば、
ライブハウスにも行くことになるんです。

ライブハウスって、お酒やタバコもあるし、
高校生の子を持つ親としたら

あまり出入りさせたくはないですよね。。

だからといって、

行ってはいけないとは私は言いません。


ちゃんと育てているという自信もありますし、
万一事故が起こったとしてもその責任も取ります。
起きてしまったら、仕方がないなと思います。


全てのことは必然である。 偶然ではない。

だから、良くないことが起きるのも
理由が必ずあると考えているんです。



本格的に音楽活動を始める前、
初めてライブハウスに行ったときのことです。


あるライブハウスで

”ライブハウスに来たことのない人にも
気軽に生の音楽に触れる機会を”

ということで無料で行ける
イベントがあったんです。


その日、

”この時間までに帰ってきてね”

という約束をしていたのですが、
それをとんでもなく破ったんです 苦笑


12時を超えても何の連絡もない。
何回LINEを送ろうが、電話をしようが繋がらない。


ライブハウスまで迎えにいったほうがいいのかと
いろいろ悩んでいたときに、


”あ~、すごく楽しかったわ、今何時??”
”えっ、もうこんな時間”
”すぐに帰るね!!!!”

とLINEが来たんです。



それを見て、



”あ~それぐらい楽しかったんやな”


と思ったんです。


時を忘れることってあんまりないじゃないですか?

やっぱり親に怒られるとかそういうもので、
制御してしまうのが普通。

けれどそれを手放してすごく楽しめた様子から、


これかもしれない!

とビンと来たんです。



細谷:

すごいですね。

普通、

”やっぱりあんなところに行かせるんじゃなかった~”
と罪悪感や自己否定に走ったり、

”こんなことが続いたら絶対悪い道に進んでしまうから
二度と行かせない!!”
と規制すると思うのですが、、、


ママ:

普段の様子や生活態度を見ていたら、
何か違うなと気付く
と思うんです。

それまできちんと約束事も守っていて、
特に問題もなかったのに、
急にそんなことをするってことは何か理由がある。


私自身が音楽をかじっていたことも

あるからかもしれませんが、
彼女の様子を見て、
ハマッたなと感じたんです。


それでこの先も音楽活動を続けるのであれば、
ライブハウスまで私が迎えに行くなど、
手助けできることは何でもしようと。

これで音楽活動を禁止するのではなく、
親が出来ることをしてあげようと思ったんです。

実際ライブハウスにライブを観に行くようになって
健全なところが多いと感じましたし、
未成年の出演する大会やイベントでは
アルコールは提供せず、
喫煙も禁止していることがわかりましたしね。


細谷:

ちゃんと子どもや自分のことを
信頼しているからこそ思えることですね。


ライブハウスから帰ってきたとき、
実際どんなことをおっしゃったんですか?


ママ:

謝るよりその日の出来事を興奮して話してたんです。

一応、
”これからは遅くなるんだったら気をつけてね”
というようなことは言ったんですけど、

私自身も”楽しいことがあってよかったなぁ”と
いう気持ちのほうが強かったです。


細谷:

そう思われるのがすごいなと感心します。

通常、

”なんで先に謝らないの?”

とか

”反省の色が見えないんなら、本当に辞めさせるよ”

とか言ってしまうと思うのですが、、


ママ:

彼女はそれまで結構、
”報われないこと”を経験していたんです。


3歳から中学校に上がる前まで
バレエをしていたのですが、
どれだけ努力してもセンターには立てなかったんです。


理由は、彼女は身長が低かったから。


バレエは舞台芸術なので、
特にコールド(群舞)では
センターに立てたとしても、
自分よりずっと下の学年の子とで、
同じ学年の子と踊るのであれば、

必ず端のほうだったんです。


それで、

努力しても報われないことがある”ということは

本人は自覚していたと思います。



けれど、私はそれをかわいそうだとは思いませんでした。

そういう子がいてこそ舞台は華やかなもので、
一人では成り立たない。

彼女もそのことを分かっていました。


細谷:

普通なら、
自分の子をセンターに立たせたいし、
端だとかわいそうと思ってしまうし、
そんな俯瞰的に見ることが出来ないと思います。

Aちゃんももっと幼かったころは、
きっとくやしい想いも
たくさんしただろうし、
モヤモヤした想いも抱えていたと思うんです。

けれど、
そうやって自分を納得させられたのは
ママの影響が大きいと思うのですが、
どんな言葉がけをされていたんですか?


ママ:

あまり言葉で何かを言うということはしませんでした。

それよりも、本物を見せるということをしていました。


彼女がふとバレエの帰りとかに、
”○○ちゃんがセンターになったんだー”

というようなことを言うと、
その雰囲気とか家での様子を見て、
なんか悔しがっているなと気付くんです。


あっ、これはきっとなんかのサインだと思い、
海外のバレエ団のDVDを用意して、
”一緒に見よう”とか言うんです。

やっぱり本物はスケールが違う

センターだけでなく、端の人たちも輝いている。

それを見ていると、
なんとなく小さいお教室だけで感じていることだけが
全てではないんだなぁと思えてくる。

言葉であれこれ言わず、
そういったことをすることで
彼女が自分で解決していったように思います。


細谷:

言葉で解決しない・・・

子どもがマイナスの発言をすると
それを解決してあげたくなって、
いろんな言葉を言ってしまいがちになりますよね。

けれど、子どもって
別に解決してほしいわけじゃなくて、

ただ受け止めてほしかったり、
聞いてほしいだけだったりするんですよね。

ママのお話を聞いていると、
子どものマイナス発言を受け止めながらも、
シンプルに流してあげているように思います。

だからこそ、
子どもたちも吐き出しやすいんじゃないかなと。


ママ:

昔から私は情報収集するのが好きなんです 笑

なので、
子どもに選択肢をたくさん出してあげるのが
楽しかったりします。

例えば、”新しいギターが欲しいんだ”
と言われたら、

インターネットで探しまくり、
”これもあれもいいんじゃない”と
たくさん選択肢を用意します。


細谷:

もしそれを彼女が選ばなかったら
どう思われるんですか?


ママ:

全然大丈夫です。

全ては必然だと思っているので、
選ばなかったらご縁がなかっただけ

の話だと思っています。


子どもは親の所有物と考えられる方もいらっしゃって、
それがいけないという意味ではないんですけど、

私は子どもも一個人として認識していて、

”天からの授かり物”だと思っています。


そして、
天から授かって、育ったら手放す
ものと。


よく、赤ちゃんはお母さんのおなかに入る前に、
空からどのお母さんにしようかなって
自分で選んでおなかに入るって言いますが、

それを私はとても信じているんです。


私をお母さんとして選んでくれたのであれば、
私に出来ること全てを教えてあげたいなと思いますし、

けれどそうやって選んだのは彼女なのであれば、
彼女の人生は全て彼女に選ぶ権利があると思っています。


細谷:

本当にステキな考え方ですね!
頭が上がらないです笑


ママ:

いや、昔からそうだった訳では全くないです。

むしろ頭がちがちで、よく怒る母親でした。


上に3つ上の兄がいるのですが、

そのときは
”いい人生を送るのは、

産まれたときからがんばらないといけない”
と考えていて、

私立や国立に入れないとと思っていたし、
実際小学校受験も中学校受験もしました。


けれど、ことごとく私の思うようには行かなくて。。。


また兄妹2人とも型にははまらないタイプで、
私は先ほども言ったように
情報収集が好きなのでマニュアルも読み漁り、


”子育てたるやこういうもの”

と思って臨んだのに、
全く思い通りにいかない。


”もう育てていける自信がない・・・”


というところまでいったからこそ、

本を読んだり、
たくさん勉強をしました。



それで、

あの子たちはあの子たちのままでいいんだ

とようやく思えるようになりました。


本当になかなか子どもたちを
認めてあげられませんでした。


兄は大学生なので、20年ですよ 笑



細谷:

それを聞いて、逆に安心しました!

到底考えの届かないと思った人が
そうやって同じように悩まれていたんだと思うと、
私も同じようになっていけるのかと
自信がつきました。


ママ:

子育てって本当に大変です 笑

兄の受験のときには、

”なんで出来ないの??”

とよく怒っていました。


中学受験のとき合格したにも関わらず

”行きたくない”

って言ったんです。



それはもう私たち夫婦からしたら、

”なんで??”

”こっちもこんなに頑張ってきたのに!!!”

という気持ちです。


昔から、子ども扱いはしてこなくて
個として接してきたので、
それはもうぶつかりまくりました 苦笑


本当によく怒る母親でした。


けれどそれも必要だったと今は思うんです。

だってこっちもふざけてやっている訳ではない。


母親も人間です

どれだけ子どもには怒らないでおきましょうと
言われても、怒るときは怒る。


その真っ只中にいるときは、

あとから、

”なんで怒ってしまったんだ”

とか自己嫌悪に陥っていましたが、
それでいいんです。


今はそう思います。


一所懸命子育てして良かったなって。


必死だったからこそ、
今自信を持って、子育て出来たと思えます



ちょっと言うこと聞かないから、
お菓子あげとこうとか、
ごまかすようなことは一切しませんでした。


いつも本気でぶつかっていました。

そういう土台があるからこそ、
今子どもたちとディスカッションが出来たりしています。

どんな大学に行きたいとか、
どんな道に進みたいだとか、

昔のバトルがあって、
お互い腹を見せ合っているからこそ
導き出せる答えがあるんじゃないかなと思っています。

子どもは本当はどう思っているんだろう?
と判断つかないようなことはありません。


細谷:

本当にこうやってご縁があって、
お話が聞けて本当に良かったです。

イスクには、
小さい頃習っていただいていて、
また大きくなってから来てくださったんですよね?


ママ:

兄が小さい頃から、
七田に通わせていただいて、
3歳下で彼女が産まれたので、
彼女は胎教からレッスンを受けていたような感じで 笑

並行して、英語も習っていました。

けれど彼女が年中のとき、
いろんな事情があって通えなくなったんですけど、

また中学校に上がるときに、
中学校が英語重視の学校で、
どこか英語を習えるようなところを探そうと
大手から調べていったんですけど、

ふと前に習っていたよなと思い出して
調べてみたんです。


そしたら、ちょうど
2週間後に中学準備講座が始まるということで、
これはご縁かもと思い、決めさせていただいたんです。


細谷:

そうだったんですね!

その後も、継続して通って下さっていること
とてもうれしく思います。


ママ:

サラ先生にしてもハナ先生にしても
一切彼女を子ども扱いしません。

個として接してくれます


例えばクラブ活動をしていたら
そういうのも含めて、一個人として接してくれるんです。


娘が、
”今度ライブがあるんだー”というと、
”行く行くー”と言って、
本当に来てくださいます。

だから、娘もモチベーションが高くなるんです。

英語だけをやるのではなく、
その子が頑張っていることはしっかりと頑張れ
って
応援をしてくれて、

そしてその頑張っていることと
英語をうまくリンクづけてくれるんです。

娘の場合だと、
英詞で歌を歌うこともあるので、

そういう動機付けをしてくださります。
導入の仕方がすごいんです。

普通の塾だと、個の部分って見てもらえないですよね?

ただ、テストの点だけを見て、
間違っているところを直すような・・・

イスクは人間性も含めてご指導してくださいます


細谷:

ありがとうございます!

けれど、常にトップクラスにいるということは
本人の相当の努力がいるんじゃないんでしょうか?


ママ:

彼女には、
”東京の大学に行って、音楽活動と両立する”
という明確な目標があります。

これは早い段階で決まっていました。
ただそこに向かって行ってるというだけです。

夢に付随しているんです。
だから勉強しなければいけない。


やみくもに”勉強しなさい”
といってもするわけないです。


出来るだけ早くイメージを掴んで
やりたいことを見つけて、
そのためにはどうやって実現するのか考えさせる



小さいうちだったら、
親がどういうことが好きなのかなぁと見つけてあげて、

ちょっと先のことの情報を出してあげます。

それも選ばなくても大丈夫。
違うものを選んでもそれがご縁だと思います。


親が出来ることって、
子どもがそのちょっと先のことを見つけられるよう
サポートすること
なのかなと思います。

そうしたら何も言わなくても勉強ってするんです。



彼女の中学受験も、5年生の秋から始まりました。

私たち夫婦は公立でいいと思っていたのですが、
気になる学校があるとオープンキャンパスに行ったら、
”絶対ここに行きたい”と言って。

受験のための塾に行っていなかったので
どうしようと考えました。
周りは3年生とかから行っているのに、
もう5年生の9月。。。

探して個別指導塾を選んで、
基本的な内容はやってもらいましたが、
そのほかはずっと志望校の赤本。
5回ぐらいやったと思います。

そして6年生の12月に、
志望校で最後の相談会みたいな場があったのですが、
そこに行きたいと彼女が言って、
連れて行くと、

”どうやったらここの学校に入れるんですか??”

と私の隣で先生に聞くんです笑


先生も人間なので、
そんなに熱心に聞く生徒がいたら
答えたくなるじゃないですか。

結構細かく出題傾向とかも教えて下さって。


細谷:
そこが彼女の魅力ですよね!

本当に関わっている講師たちも
口を揃えて彼女のかわいらしさや
飾らないフラットな性格に
ついてよく話します。


ママ:

確かに飾らない性格です。

家にいるときも、学校にいるときも、音楽活動しているときも
いつも一緒です。

使い分けられないというか。。

それを私がすごくいいとは見てないんです。

彼女の個性で、
その個性がいいと言ってくださる方が多いのですが、
そうなのかなぁと。

だから、そういった性格が

素晴らしいという子育てもしていないんです。


細谷:

ママがフラットだからこそ、
彼女はその良さを、
媚だとか変な風には使わずにいられるんでしょうね。

そのブレない感じが、
人徳になり、誰からも応援される秘訣なんだと思います。


ママ:

こちらの先生方は本当にすごくかわいがってくれます。

私があんまり褒めるタイプではないので、

こちらに来ると皆から褒められるので
うきうきして帰ってきて、
また行きたいと言うんです。

それがとても大きいなぁと思います。

ご縁があったこと
すごく感謝しています。


細谷:

こちらこそ本当に感謝しています。

私自身がカウンセリングを受けた気持ちになりました。

今まさしく必死に子育てしているので 苦笑


ママ:

ママも自分を取り戻すことを
したほうがいい
と思うんです。

私の場合は、ヨガでした。

5,6年前ぐらいからはじめたのですが、
ヨガを始めてから、
日常のささいなことで怒ることが本当になくなりました。

やっぱり、母親がいつも怒っていたり、
ため息ばかりついていると、
子どもも人生ってそんなものなんだと思ってしまうと思うんです。

ちゃんとママも楽しめることをするのが一番いいと思います。


細谷:

まさにそのとおりですね、
いつも子育てのせいにして諦めていたことたたくさんあるのですが、
自分が楽しめることを見つけていきたいと思います。

本当に本日は長い時間ありがとうございました。