現在、医療現場において最もポピュラーなコスチューム、と言っていいでしょう。

 

白衣の下はこれ、という先生がメジャーになっています。

 

 

 

 

これがスクラブ

 

 

 

 

 

しかし医療関係者以外の人はこの衣服の名前を知る人は多くありません。

 

だから知っていると相手の先生が「お、判ってるね」となるんです。

 

 

 

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【スクラブ】

 

英語ではScrubs。

 

素材は化繊・綿の混合が主流。

 

トップスはVネック・半袖のシャツ。

 

ボタンは無く被って着る。

 

ボトムスはパンツルック。

 

近年はストレッチや撥水等機能性を追求する商品も。

 

医師だけでなく医療関係者が着用するが、職種ごとに色分けされる事が多い。

 

オーダーメイドもある。

 

価格は2,000円~5,000円程度。

 

 

 

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スクラブとは、「ごしごし洗う」という意味で強く洗っても生地が傷みにくい特徴があります。

 

着替えも容易にでき、また一着の値段も安いため、消耗が激しく清潔感が重視される医療現場では標準服と言えるほど好まれています。

 

最近では医療現場のみならず、エステサロンや介護現場でもスクラブが導入され始めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし昭和や平成初期は医療現場は白衣一択でした。

 

それが90年代半ばからスクラブが流行りだします。

 

そのきっかけの一つは、傑作医療ドラマ「E.R.」でした。

 

登場人物の大半がスクラブ着用。

 

しかもカラーバリエーションも豊富。

 

視認性もよく職種が一目でわかり活動的で機敏に仕事ができる。

 

現在では当たり前のようにスクラブが主流になりました。

 

 

 

 

 

ERの医師たち

 

 

 

 

 

 

スクラブは機能的ではありますが、何しろこれ一枚です。

 

暖かい地域なら大丈夫でしょうが寒冷地は暖房がないと大変。

 

従って防寒のためにスクラブの下に長袖のシャツを着る人もいるようです。

 

ところでこのシャツの呼び名を「スクラブ」と知っている一般の人は上記の通り少数派。

 

だから先生と知り合った時さりげなく「スクラブ」と口にすると差別化できますよ。