医師の先生達は診療だけを行っているわけではありません。
診療に関わるカルテの整理などもありますが、自分たちの医療知識を引き上げるため、不断の努力が欠かせません。
これを理解しておくかどうかも、相手の先生が自分の伴侶としての資質があるかどうか判断する基準に成り得ます。
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【抄読会】（しょうどくかい）
学術論文を読んで研究室や医局の医師同士で討論する会合。
主には大学病院などの教育機関や研究機関で行われるが、一般の病院・診療所でも行われる場合がある。
医師は多忙であるため時間調整が難しく、定期・不定期で開かれるケースが多い。
毎回担当は輪番で、紹介する論文を事前に読んでおき参加者で検討・討議する。
従って担当者は事前の準備が必要となる。
近年はパソコン・プロジェクター・パワーポイントなどの視覚効果も多用される。
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現代医学は日進月歩で様々な知見が論文として発表されます。
こうした知見を共有し、自分たちの診療スキルにフィードバックさせるために行われるのが抄読会です。
田宮二郎が財前教授を演じた1979年の「白い巨塔」では、抄読会のシーンが重要なキーポイントになりました。
1979年版「白い巨塔」・教授総回診の場面
浪速大学（大阪大学がモデル）第1外科の財前教授は自分を過信するあまり、胃癌患者の手術で転移を見逃してしまいます。
しかし医局の抄読会で「完璧な手術だった」と吹聴した事が議事録に記録され、後日医療過誤裁判で重要な証拠とみなされるのです。
当時はまだパソコンは無く、完全にアナログでの抄読会が描かれました。
ところが現在はパソコン・プロジェクター等のハードウェアや、パワーポイント等のソフトウェアも揃っています。
従って抄読会もデジタルを取り入れ、大分雰囲気は変わっているようです。
そして抄読会は通常業務とは別途行われます。
患者の診療中に論文についての討論なんてできませんからね。
と言う事は、抄読会の分だけ先生達の拘束時間が長くなってしまうのです。
抄読会は1時間程度が大半のようですが、議論に熱が入るとそれ以上の時間行われる事があるとの事でした。
加えて論文にまつわるパワーポイントでの資料準備なども加わるので、担当の先生は更に拘束時間が長くなってしまいます。
しかし最新の知見を習得し共有する抄読会は、先生達にとってスキルアップの機会であり軽視は有り得ません。
従って「ごめん、抄読会の準備が間に合わなくて・・。デート、次の機会にしてもらっていい」なんてLINEが来ると。
そこで「ラジャー、頑張ってね！」と返すか、「えー、約束したじゃん。せっかく時間空けたのにぃ～」と返すかで印象はだいぶ違ってきます。
医師は診療以外にも拘束されるイベントがある、という事をわきまえて婚活に取り組んでくださいね。
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