こんにちは。本日はアートネタからひとつ。
躍動感溢れるタッチで描かれた絵のタイトルは、カーティス・メイフィールド『Something To Believe In』のジャケット・デザインでもお馴染みの「Late Night DJ」になります。
ご存知の方も多いでしょうが、こちらの作品を手掛けたのはアメリカ出身のスポーツ・ペインターであり画家、そしてロス・オリンピックの公式アーティストを務めるなど、華々しいキャリアを歩んだErnie Barnes(アーニー・バーンズ)。
マーヴィン・ゲイの代表作『I Want You』なんかもそうですね。その他にも、B.B.キング、ドナルド・バード、クルセイダーズなどのジャケットにも使われるなど、彼の作品は多くのミュージシャン、アーティストによって紹介されていますので、名前は知らない方でもミュージック・ファンなら一度は目にしたことがあるかと思います。
アーニー・バーンズについて、もっと知りたい方は ↓こちらをチェック↓
どの作品もラブリーで最高。サイト内のインタビューで本人が『Late Night DJ』についても語っているんですが、「作品の背景には、ひとつストーリーがあって、ジョージア州アトランタでの、ある雨降りの夜でね。雨がひどかったから、友人が空港まで車で迎えに来てくれて、その時に思ったんだ。天気が悪いせいで、たくさんの計画やロマンチックなひとときが台無しにされてるんじゃないかって。そして、ラジオからは男性のDJの声が聞こえてきたんだけど、その夜の天気には合っていなかった。それは女性であるべきだと思ったんだ。他にいったい誰が、女性よりもうまくリスナーをなだめられると思う?」
ん〜、言わずもがなですよね(笑)そして「作品の背景には、ひとつストーリーがあって」という切り出しにもグッとくるところがあります。
話は変わって、「男性のDJの声」は入らないプレイリストを作ってみたので(笑)、よろしければ覗いてみて下さいませ。
それでは今日はこの辺で。最後まで読んでいただきありがとうございました🍀˖•
追記:全部オススメですが、3曲ほどレヴューしてみます。
①Eddie Russ - The Lope Song (1974年)
ヤング・ディサイプルズの「Get Yourself Together」でもサンプリングされているジャズ・ファンク古典。エレピが本人によるもので、印象的なフルートは、マーヴィン・ゲイの名盤『What’s Going On』にもサックスで参加してるLarry Nozero(ラリー・ノゼロ)です。
②Daniel Grau - Nunca Conoci Amor Igual (1983年)
ヴェネズエラのEumir Deodatoと謳われるDaniel Grau(ダニエル・グラウ)のレア音源を、Jazzanovaが発掘&コンパイルしたことで日の目をみた奇跡のスロウ・ディスコ。実はあまり紹介したくなかった曲でもあります(笑)
③Jose Mauro - Apocalipse (1970年)
ブラジリアン・サイケ屈指の名盤『Obnoxius』から。ワールドワイドなDJやコレクターも生涯のフェイバリット・アルバムにあげるのも納得の完成度。全曲がハイライトで、ブラジル音楽ファン以外にも推薦したい素晴らしい内容になっています。
以上になります。引き続きご自愛してお過ごしくださいまセ☆