紫陽花(あじさい)の花も見慣れた情景になってきましたが、福岡の太宰府天満宮でも、コロナ終息を願って3年前からスタートした手を清める手水(ちょうず)の鉢に、約600輪のアジサイを浮かべた「花手水」が今年も10日からお目見えしたとのこと。
私も1年前のちょうど今ごろ参拝に行ってまして、写真はその時のものになります。
この時期を明るく癒す風物詩として、これからも定番化していきそうですね。
最近は秒すら勉強していない身ゆえ、学問の神様には顔向けがならないので、残念ながら本年の参拝はナシ。しばらく放置していたブログに(やや)喝を入れてアップします(笑)
本日はシーズン的な切り口から、雨をモチーフにしている楽曲、雨降りのシチュエーションに似合いそうな楽曲を、Spotifyにて20曲セレクトしましたので、よろしければチェックしてみてください。
以下、その中から3曲ほどレコメンドです。
①Bill Evans - Nardis
「レインソング」ではありませんが、俗にいうピアノマンによる「クールな調べ」なので、雨モードな連想は出来るかなというところでセレクトしました。
この曲はご存知、ジャズの帝王Miles Davis(マイルス・デイヴィス)のペンによるものですが、意外なことにマイルス本人による作品は存在せず、初演は58年に発売されたキャノンボール・アダレイのアルバム『Portrait Of Cannonball Adderley』で、エヴァンスをはじめ、錚々たるメンバーが参加。それ以降、エヴァンスによる繰り返しの演奏によって名曲へと円熟していった、いわば彼の持ち曲という位置付けで定着しています。
印象的なピアノ・フレーズ (1:17秒〜)は、ヒップホップ・デュオMadvillainの名曲「Raid」、個性を放つヴォーカルも魅力的なニュージーランド出身、現在はシドニーを拠点に活動しているシンガー・ソングライター、Wallace (ウォーレス)がサンプリングしています。
数あるテイクが存在していますが、79年パリでのライヴの模様を収録した『The Paris Concert (Edition Two)が群を抜いてファビュラス。17分半にも及ぶビル・エヴァンス晩年(亡くなる1年前)の名演です。
②Eddie Kendricks - Date With The Rain (72年)
「マイ・ガール」等のヒット曲で有名なソウル・コーラス・グループ、The Temptationsのリード・シンガーによる雨のデートソング。続きは過去記事からも参照ください。
そして、この曲はUK信頼のリイシューレーベルAthens of the Northのハウスバンド、East Coast Love Affairが桃源郷サウンドでカヴァーしました。個人的にはより夢見心地なフィーリングを帯びた、ヴォーカルなしのフリップ・サイド「Dub With The Rain」(21年)をお勧め。
③Tina Turner - Falling Like Rain (89年)
「夢はザ・ローリング・ストーンズのように会場を満杯にできる、初のブラック・ロックンロール・シンガー」(本人談)
(元)夫婦デュオIke & Tina Turnerとして「ロックの殿堂入り」も果たしているティナ姉さんによる、89年のアルバム『Foreign Affair』から。
雨だったことを忘れるような、軽快かつコンテンポラリーなディスコ・ナンバーで、Jane Childの名曲「Don't Wanna Fall In Love」あたりとの相性抜群です。
以上、雨をテーマにした楽曲は、洋楽・邦楽問わずにまだまだたくさん存在しますが、今回は以下のようなプレイリストになりました。
もっとレイドバック感の心地いいメロウな感じで作りたかったんですが、最近は梅雨の晴れ間が多過ぎて、脱線が過ぎた気がします。
それこそ雨宿りも必要なかった・・・
みたいな
冗談はさておきいつもありがとうございます。
よい週末をお過ごしください.✦ฺ︎☆.。.:*・゚