AORはAdult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)の略称で、いわゆる大人向けのロックというニュアンスでしょうか。
近年ではBlue-Eyed SoulやYacht Rockという表現が定着した感もありますね。
前回は王道セレクトでしたが、本日は(得意の)偏った視点から5選でお届けいたします。
①LeBlanc & Carr - Something About You ('77年)
名門マッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで、セッション・ギタリストとして活動していたPete CarrとソングライターのLenny LeBlancによるデュオ。唯一作『MIdnight Light』からのカットシングルで原曲はThe Four Tops。
ちなみにEagles「Desperado」のナイスカヴァーも演っています。そちらの方が人気かもw
②Adrian Gurvitz - The Way I Feel ('79年)
ディスコとAORをスムースに行き来するそのセンスに痺れます。バックにはTOTOメンバーをはじめ、西海岸系ミュージシャンが顔を揃えていて満場一致で100点!
③Boz Scaggs - Love Me Tomorrow ('76年)
Bobby Caldwellと並んでKings Of AORでしょう。説明不要の名盤『Silk Degrees』から、レゲエ・サウンドを混ぜ込んだ、ストーンズ「Cherry Oh Baby」並みに攻めた1曲。
④David Bowie - Right ('75年)
Whooo!実に渋いナンバーでス。
何をやってもCOOLなアイコン的な偉人ですね。
⑤Noh Salleh - Bunga di Telinga ('15)
ラストは2015年にデビューした、マレーシアのロック・バンド『Hujan』のフロントマンNoh Salleh (ノ・サリ)による、レトロかつサウダージ感に満ちたAORナンバー。
この辺は温故知新といった感じです。
【まとめ】
有名な曲も含まれていますが、基本にあるのは「聴きやすい」のセレクトになりました。
それこそがAORの魅力なんだと思いますし、雑味は他でも味わえますので。
またメロディアスで親しみやすい曲が浮かんだら、お呼ばれなくても登場します