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仲間を知ろう
・一般的に社会保険労務士は企業の顧問社会
保険労務士として活動している人が多いので
会社の経営者以外は、普通に生活していたら
関わることは少ないと思います。
・企業の顧問社会保険労務士ですと、
経営者と契約して、専門知識を活かして
それぞれの職場にあったアドバイスや
サポートを行っています。
・ただ、労働法の専門家であることから、
労務管理に精通しているので、仕事のことで
悩みがある患者さんの支援ができます。
・働いている人が病気になった場合、
治療と仕事の両立に悩む人が少なく
ありません。
・とりわけ、がんとなると、治療の影響により
今までどおり働けなくなってしまったり
長期間休まないといけなくなったりする
こともあるかと思います。
・そのような状況で、職場の理解がある場合は
よいのですが、すべての会社が治療と仕事の
両立に理解がある会社ではないと思います。
・また、会社により休暇や休職などの社内制度
が異なるので、自社制度の理解も必要となっ
てきます。
・そのようなときに就労継続のため頼りに
なるのが、労働法のプロフェッショナル
である社会保険労務士です。
・就業規則の具体的内容の説明や休職や復職
のタイミングなどの会社との交渉について
医師の意見書の書き方などを法律的な視点
で支援し、アドバイスしてくれます。
・しかし、企業の顧問社会保険労務士の場合
経営者の利益を最優先している社会保険
労務士もいると思います。
・経営者が、がん患者さんを雇う余力がない
ので、辞めてほしいと考えている場合、
従業員であるがん患者さんの味方ではなく
経営者の味方をする可能性があり、社会保険
労務士であれば必ず患者さんの味方という
わけではないので注意してください。
社会保障制度利用のサポート
・社会保険労務士は、社会保険諸法令の専門家
なので、健康保険法における医療費や高額
療養費制度、傷病手当金などについても
専門的なアドバイスができます。
・また、社会保険諸法令の中には年金法も
含まれるので、専門性が高いといわれる
障害年金のサポートをしている社会保険
労務士もいます。
・がんで働けなくなった場合は、傷病手当金
や障害年金のような社会保険制度を利用
できる可能性があるので、そのような制度を
利用するときに社会保険労務士と関わる
ことがあるかもしれません。
参考資料
みんなで取り組む
社会的緩和ケア
南江堂
次回は
"社会的緩和ケア
「患者」になっても、
人は社会の中で生きている
社会的緩和ケアに関わる
仲間を知ろう
社会保険労務士の仕事③"
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。


