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「こころの危機に向き合う」①
①「生きていくこと」
「死んでいくこと」
❶いとおしい"当たり前"の家族風景
・当たり前の家族がいて、会話し、仕事や
学校に出かける、または家族を見送る、
ありふれた話題を交わし合う、
そんな当たり前が、死別で突如消えます。
・すると、この当たり前の風景が何とも
いとおしくなります。
・これは、終末期の患者さんと、その後の
ご遺族に共通する特徴的背景でしょう。
・当たり前が当たり前でなくなった事実に
ついて身をもって知るにつれ、喪失が
こころに染み渡るのです。
❷問い続ける"存在意味"
・ご遺族は、根源的な問いかけである「何の
ために自分が存在するのか?そして、今後は
どうあるべきなのか」という問いの答えを
突き詰めれば、何とか対策を打てるのでは
ないかと思い始めます。
・一日でも早く答えを知りたいとも思うけれど
これは極めて個人的な問いかけです。
・切実な問題ですが、誰かに相談するわけにも
いきません。
・誰かにヒントをもらったとしても、
ほとんどの場合、解決には結びつきません。
・なぜなら、自分自身で導きだす答えだから
です。
・こうした問いかけと手詰まり感は、
終末期の患者さんにも特徴的なものです。
❸たくさんの"なぜ?"
・なぜ、この人は死んだのか?
なぜ、私は生き残っているのか?それ以前に
なぜ、事故にあったのか?
なぜ、病気になったのか?
なぜ、自殺に追いやられたのか?
と、遺族は考えます。
・さまざまな「なぜ?」は続きます。
・そうこうしていると、どのような出会いが
あったのかもあらためて確認したくなり
ます。
・ともに歩んだ人生はどうだったのか?
どんな思い出があったのか?
と、写真やビデオの映像などさまざまな
記録媒体から、自分と患者さん(または
故人)の足跡を確認するのです。
参考資料
みんなで取り組む
社会的緩和ケア
南江堂
次回は
"グリーフケア
日本人の悲嘆
死別前と死別後と
「こころの危機に向き合う」①
スピリチュアルな問題の循環"
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。


