終末期ケア(2291)ー2 "緩和ケア 日本における緩和ケアの現状②" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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星緩和ケア

スター日本における
   緩和ケアの現状②
 
ふんわり風船星日本におけるがん対策と
 緩和ケア

①がん対策基本法と
 がん対策推進基本計画

・2006(平成18)年に、がん対策基本法が
 成立し、2007年にそれに伴うがん対策推進
 基本計画が閣議決定され、2012年6月、
 2018年3月に改訂されました。

・これらは、日本のがん政策の骨格となるもの
 です。


❶がん対策基本法

・がん対策基本法では、「がん患者の療養生活
 の質の向上」として、「国及び地方公共団体
 は、がん患者の状況に応じて緩和ケアが診断
 の時から適切に提供されるようにすること、
 がん患者の状況に応じた良質なリハビリテー
 ションの提供が確保されるようにすること、
 居宅においてがん患者に対しがん医療を
 提供するための連携協力体制を確保すること
 医療従事者に対するがん患者の療養生活
 (これに関わるその家族の生活を含む)の質の
 維持向上のために必要な施策を講ずるものと
 する」と定められています。





・そして、全国どこでもがんの標準的な専門
 医療を受けられるよう、医療技術等の格差の
 是正を図ることを目標とし、全国どこでも
 水準の高い医療・ケアを受けることができる
 社会を目指しています。



❷がん対策推進基本計画

・2007(平成19)年に策定された第一期がん
 対策推進計画では、全体目標として「がんに
 よる死亡者の減少」「すべてのがん患者と
 その家族の苦痛の軽減と療養生活の維持
 向上」の2点が揚げられました。

・この中で「診断時からの緩和ケアの推進」は
 重点目標の一つに挙げられ、緩和ケアに
 関しては緩和ケアチームなどを中心にした
 制度面の著しい向上が図られました。

・2021(令和3)年現在、第3期計画に沿って
 進行していますが、緩和ケアは「がんとの
 共生」の一部に位置づけられています。







②がん診療連携拠点病院

・全国どこでもがんの標準的な専門医療を
 受けられるようにするための重要な施策が
 がん診療連携拠点病院制度です。





・がん診療連携拠点病院は、従来より、各都道
 府県に1〜2施設の都道府県がん診療連携
 拠点病院と、5〜10施設程度の地域がん診療
 連携拠点病院が指定されていましたが、
 2014年から特定領域がん診療連携拠点病院
 地域がん診療病院の指定が開始されました。

・各都道府県では、これらの拠点病院が中心と
 なって県内のすべてのがん患者さん・ご家族
 が適切ながん医療や緩和ケアを受けるための
 体制を整備する必要があります。

・がん拠点病院にはこのほかにも、小児・
 AYA世代の患者さんやがんゲノム医療に
 対応すべく、小児がん拠点病院やがんゲノム
 医療中核拠点病院などがあります。





・拠点病院における緩和ケアの役割は、
 拠点病院を指定要件によって定められて
 います。

・2014年1月にこの指定要件の新たな改定が
 行われ、①苦痛スクリーニングの徹底、
 ②苦痛への対応の明確化と診療方針の提示、
 ③緩和ケアチームの看護師による外来看護
 業務の支援・強化、④迅速な苦痛の緩和
 (医療用麻薬の処方等)、⑤地域連携時の症状
 緩和などが求められています。

・また、2014年1月の指定要件の改定に
 おいて、都道府県拠点病院では緩和ケア
 センターを設置することが義務付けられ
 ました。









参考資料

 緩和ケア
      メディカ出版

 
 

    次回

    "緩和ケア

      日本における緩和ケアの現状③

                      日本における

          緩和ケアの課題"

       

        

                          



                     

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 私も勉強になりありがたいです。