終末期ケア(2284)ー2 "緩和ケア 緩和ケアとは何か④" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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星緩和ケア

スター緩和ケアとは何か④

ふんわり風船星緩和ケアと関連する
 言葉の定義

・現在は緩和ケアという言葉が定着しました
 が、歴史的にはホスピス、あるいはターミナ
 ルケアという言葉が使われてきました。

①ターミナルケア
 日本語では終末期ケアと訳されます。
 1950年代からアメリカやイギリスで提唱
 された考え方で、治癒や延命を目指した
 医療のみに焦点を当てるのではなく、
 死にゆく患者さんに対して人間的な対応を
 することを主張するものです。

②ホスピスケア
 1960年代からイギリスで始まったホスピス
 での実践を踏まえて提唱された考え方で、
 死にゆく人への全人的ケアの必要性を主張
 するものです。
 日本では緩和ケア病棟で行われるケアと誤解
 されることがありますが、本来は療養場所に
 かかわらずこのような理念を示すものです。

③緩和ケア
 1970年代からカナダで提唱された考え方で
 ホスピスケアの考え方を受け継ぎ、診断時や
 治療期などの早期から死にゆく過程まで、
 全人的ケアで積極的なを提供することを主張
 するものです。
 1990年にWHOによって定義が定式化され、
 2002年に修正されました。

④サポーティブケア
 日本語では支持療法と訳されます。
 1980年代に、アメリカやヨーロッパで
 がん治療から発展した考え方で、治療に伴う
 副作用の軽減や、リハビリテーションなど、
 抗がん治療以外のさまざまな治療を目指して
 おり、早期からの緩和ケアと重なる概念が
 あります。

⑤エンド・オブ・ライフ・ケア
 1990年代の欧米において高齢者医療と
 看護ケアを統合する考え方として普及して
 きました。
 狭義には死亡直前の短い期間を指すことも
 ありますが、一般的には高齢や身体機能の
 低下などにより、それほど遠くない将来に
 死が訪れることが意識される状況を指し
 ます。
 死までの時期を1〜2年程度とする場合も
 ありますが、例えば、90歳の高齢者であれ
 ば健康であっても10年以内に死に至る可能性
 が高いため、すでにエンド・オブ・ライフで
 あると考えることもあります。
 このように単なる死まで予測される期間で
 定義することは難しいが、人生の先に死を
 意識する段階であり、自分の人生を完成
 させる時期を起点として、最期までその人が
 より良く生きることを支えるケアのこと
 です。

・近年、厚生労働省は「終末期」の代わりに
 「人生の最終段階」という言葉を用いて
 いますが、この言葉も死亡直前という意味で
 用いられたり、将来起こりうる死に向けて
 健康なときからご家族と話し合っておくよう 
 な場面など広い意味で用いられています。
 




・このように、それぞれの語は互いに意味的に

 重なりをもちながら、時間経過を経て、がん

 治療やより広い疾患などを対象にして提唱

 されてきました。


・エンド・オブ・ライフ・ケアは、

 古くはターミナルケア(終末期ケア)と呼ばれ

 た概念と似ていますが、考え方の進歩に基づ

 き修正されたものととらえられます。


・これらの言葉の厳密な使い分けは困難であり

 それほど重要ではありません。


「緩和ケア」は、これらの中で唯一、国際的

 に定義が確立した概念です。










参考資料

 緩和ケア
      メディカ出版

 
 

    次回

    "緩和ケア

      緩和ケアを患者・家族に

         提供する方法①

                         基本的緩和ケアと

          専門的緩和ケア"

       

        

                          



                     

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 私も勉強になりありがたいです。