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患者の苦痛とQOL②
とQOL(生活の質)
・緩和ケアの基本的な考え方に、患者の苦痛を
トータルにとらえる全人的苦痛(トータル
ペイン)という概念があります。
・痛みなどの身体的苦痛だけでなく、不安や
抑うつなどの精神的苦痛、仕事、家庭、
経済上の問題などの社会的苦痛、なぜ自分は
がんになってしまったのだろうか、といった
スピリチュアルペイン(霊的苦痛)などを
全人的苦痛(トータルペイン)としてとらえ
ます。
・これは、がん患者さんの症状だけを見るの
ではなく、一人の人間としてとらえ、すべて
の痛を緩和する必要があるという考え方
です。
・がんの治療期、慢性期における生活の質
(QOL)は、身体的側面、精神的側面、社会的
側面における生活の維持、向上として定義
されることが多く、スピリチュアル(霊的)な
側面を加えることもあります。
・これは、全人的苦痛そのものです。
・がん患者さんは、再発・転移などで死から
逃れなくなることも多く、そのような場合
には、生存期間の延長だけでなくQOLを
どれくらい維持・向上できるかが問題に
なります。
・また、治療中、あるいは治療が奏功した場合
でも、患者さんは治療の副作用による身体的
苦痛や不安などの精神的苦痛、仕事や家庭の
問題などの社会的苦痛を抱えることが少なく
ありません。
・この場合もQOLの維持・向上を支えることが
緩和ケアの目的です。
参考資料
緩和ケア
メディカ出版
次回
"緩和ケア
生命を脅かす疾患を抱える
患者の苦痛とQOL③
終末期がん患者の死への過程 "
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。


