終末期ケア(2173)ー2 "老年看護 高齢者に多い疾患 心不全" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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星老年看護

スター高齢者に多い"疾患"


花心不全

チューリップ心不全とは、原因

・心不全とは、何らかの原因で心臓のポンプ
 機能が低下し、全身の各組織が必要とする
 だけの血液を拍出できなくなった状態を
 いいます。

・高齢者では、腎疾患や肺疾患の合併が多い
 こと、加齢に伴う心筋の繊維化・肥大
 影響があることから、軽度の機能低下が
 あっても容易に心不全をきたしやすく
 なります。



チューリップ病態と症状

❶左心不全

左心不全は、左室の心拍出量が低下し、
 拍出しきれない血液が左心系にうっ滞
 します。

・血液のうっ滞は、肺に広がり肺うっ血を
 きたし、呼吸困難や息切れが生じます。

・心拍出量低下は、1回拍出量の低下を回数で
 補おうとするため、頻脈になります。

・また、血圧を維持しようと末梢血管を収縮
 させるため、末梢冷感や蒼白をきたします。

・それでも維持できなくなれば、血圧は低下
 します。

・肺うっ血は、肺の静脈・脳細血管圧が上昇
 することで肺胞内に水分が露出し、粗い
 断続性副雑音(水疱音)が聴取されます。





❷右心不全

右心不全は、右室から肺炎への拍出が少なく
 なり、拍出しきれない血液が右心系に
 うっ滞します。

・これにより浮腫や肝肥大、頸動脈怒張
 生じます。

・浮腫は、静脈圧の上昇により血管内の水分が
 血管外へ漏出し、組織間液が増加します。

・とくに下肢は顕著にみられます。





❸両心不全

両心不全は、左心不全が続くと、肺うっ血に
 伴う肺高血圧が右室への負荷となり、
 右心不全も併発します。



 
 

チューリップケアのポイント

❶症状の緩和

・呼吸困難:起坐位やファウラー位をとる
 ことによって右心系に戻る静脈血は減少し
 肺うっ血は軽減します。
 さらに起坐位では、横隔膜は下降し、大胸筋
 や補助呼吸筋の呼吸運動がスムーズになる
 ため、換気は増加します。

・浮腫:浮腫は重力のかかる部位に起こり
 やすいため、悪化させないよう姿勢を工夫
 します。
 また、浮腫のある部位の皮膚は脆弱で褥瘡の
 リスクが高くなるため、スキンケアを行い
 ます。


❷心負荷の軽減

・つねに活動と休息のバランスを考慮し、
 心拍数や血圧の変動要因の緩和を図り、
 心負荷が軽減するよう支援します。

・食事摂取後すぐに入浴するといった二重負荷
 を避けることが大切です。


❸自己管理

・水分摂取と体重管理:適切な水分摂取量を
 維持します。
 高齢者は細胞内液が少なく口渇を感じにくい
 ため、過剰のみならず、不足による脱水にも
 注意します。
 そして、体重測定を習慣化し、数日内に
 2kg以上の増加と息切れなどの出現がある
 場合は、注意が必要です。

・塩分摂取量:塩分摂取が多くなると、
 ナトリウム濃度の調整のために体内の循環
 血液量も増加し、心負荷がかかるため減塩
 が基本となります。
 塩分制限は、高血圧コントロール目標に
 おいても6g/日未満が推奨されています。
 しかし、高齢者は塩味閾値の上昇による味覚
 変化があり、なるべく食習慣を大きく変えず
 に、妥協可能な範囲をご本人と一緒に考えて
 もらい実行につなげていきましょう。







❹有害反応の早期発見

・高齢者は、肝機能・腎機能低下や体内総
 水分量の減少などにより、薬物の血中濃度が
 上昇しやすくなります。

・とくに、強心薬であるジギタリス製剤は
 ジギタリス中毒といわれる、不整脈、昏迷、
 嘔吐などの症状を呈することがあり注意が
 必要です。








参考資料

 老年看護ぜんぶガイド
      照林社

 
 
 
     

    次回は

     "老年看護

       高齢者に多い疾患

       狭心症

       狭心症とは、病態と原因"

       

        

                          



                     

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