本文はこちらです





・うつ病の中心的な症状は、抑うつ気分と
興味・喜びの喪失であり、加えて疲労感、
睡眠障害、体重減少などのさまざまな
身体症状が現れます。
・高齢者では、抑うつ気分より身体的な症状
が目立つ場合が多いです。
・モノアミンとよばれる、ノルアドリナリン
やセロトニンなどの脳内神経物質濃度の
減少や、モノアミンをとらえるための
受容体感受性の問題などが考えられて
います。
・うつ病の発症にはこれら以外にも、
心理・社会的ストレス(親しい人との死別、
仕事の引退など)や身体疾患(健康の喪失)
などさまざまな要因が関連しています。
・抑うつ気分、興味・喜びの喪失、易疲労感
が典型的症状とされています。
・高齢者のうつの特徴として、頭痛、動悸、
腹痛、耳鳴りなどといった身体症状を強く
訴えることがあります。
・認知症との区別がつきにくく、無気力、
もの忘れ、考えがまとまらないなどの症状
がみられることがあります。
・一見、認知症のように見える状態を
仮性認知症といいます。
❶薬物療法
・三環系抑うつ薬は、抗コリン作用による
口渇・便秘・排尿障害などの有害反応があり
高齢者には不向きだとされています。
・そのため、選択的セロトニン再取り込み
阻害薬(SSRI)、セロトニン・ノルアドリナ
リン再取り込み阻害薬(SNRI)が選択され
ます。
・抗うつ薬は、効果が出現するまでに時間が
かかり(2週間程度)、すぐに効果を感じにく
くなっています。
・よって、自己判断で服薬を中断せず、
医師の指示通り継続するように説明します。
❷予防
・うつや認知機能の低下は、精神的・心理的
フレイルの要素であり、無理のない範囲で
日常生活行動を促し、要支援や要介護に
行こうしないように予防していきます。
・適度な心地よい疲労は、良質な睡眠につなが
るため、適度な運動や趣味・楽しみを活用
して活動を増やしていきます。
・うつにより、日常生活に支障をきたしている
場合は、良質な休息をとれるよう支援
します。
・また、活動量の減少による廃用性症候群や
低栄養、脱水などの二次障害がないか
注意深く観察します。
・うつとなるリスクの高い身体疾患を増悪
させないことや、増悪しても早期に軽快を
図ることも重要となります。
・希死念慮の訴えがある場合には、
説得したりせず、高齢者の苦しみを丁寧に
傾聴します。
参考資料
老年看護ぜんぶガイド
照林社
次回は
"老年看護
高齢者に多い疾患
脳血管疾患
脳血管疾患とは"
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。





