


1)予測できない状況危機
・状況危機は、年代的・経済的に無関係に
発生します。
・このような危機は、家族のライフサイクルの
どの時期に死別が発生したかということと
関連づけて厳密に評価する必要があります
(図9)。
・また、時間の経過に従い再評価すればなお
よいでしょう。
2)重責性のあるストレッサーの連動と対処
・例えば、子どもの死が兄弟の受験期と重なっ
た時、配偶者の死と子どもの進学と重なった
時、こういった時期は場合により"空の巣
症候群"とも重なることもあり得ますし、
親の死は人生のライフイベントに重なる
場合が多いようです。
・重責性のあるストレッサーが連動しますと
家族の対処努力に大きく影響します。
・このようなタイミングの不整合性は、
家族メンバーの関係性、発達に影響
します。
・また、分離傾向、自立傾向にも影響を与え
ます。
3)遺族となってからの変化
・家庭という中身の変化や家族の形態と
家族メンバーの意識上の変化などは、
遺族期にどのように変化するのでしょう。
・遺族期には一般に家族内のコミュニケーショ
ンは難しくなりがちです。
・遺族ケアにおいてこの10年ほどで変化して
きたのは、死別後に悲嘆ケア組織を探して
数カ月で参加してくるご遺族が非常に増えて
きたことです。
・悲嘆は1年前後をかけてやっとすべての反応
が出そろいます。
・死後半年くらいまではまだ悲嘆による反応が
明確に出てきていないことも考えられます。
次回は
"グリーフケア
日本人の悲嘆
家族と悲嘆③
死別とグリーフケアを
取り巻く状況"


