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「こころの危機に向き合う」②
①スピリチュアルな問題の循環
・終末期での患者さんのスピリチュアルな問題
は、遺族に引き継がれます。
・その本質的な課題は循環するかのようです。
・終末期のスピリチュアルな問題は、
さまざまです。
・生きるとは何か、人生とは何か、死の意味、
止めどもない落ち込み、思い残したこと・
やり残したこと、その遂行の可能性、孤独感
などが主たるものです。
・時間的な余裕や気力があれば、教訓や次世代
に伝えることを具体的に思考できます。
・自分にとってこころが満たされる何かを
見極めることもできるでしょう。
・一方で「生きられるだけ生きよう」と決めた
あとは、淡々と日々を送ることに徹する
生き方もできるでしょう。
・ご遺族からは、生きる意味の訴えのほかに
孤独、虚無感、回顧、疎外感、うつに類似
した落ち込みなども、スピリチュアルな問題
と絡まって訴えられることが多いものです。
・実際のグリーフケアでは、
「末っ子が大学に入りました。夫と死別して
20年です」「娘が高校を出て家を離れました
ので。死別後7年になります」というように
死別後7年、そして20年以上経てケアに参加
する方もいます。
・人は先送りにしていますが、長い人生の間
には必ず整理しておくべき課題があります。
・「死」にまつわる問題は、実は近くにある
ので、時に向き合いたいですが、今は生涯
をかけた問いなのかもしれません。



