本文はこちらです





③うつ的不調
・葬儀などの社会行事が終わり、一連の法的
手続きも済ませ、身辺の後片付けなどが
一旦区切りがついたころ(死別後半年から
1年)から、こころに「ずしり」と死別の
重みを感じ、死別に対する反応性のうつ的
症状が顕著に現れてきます。
・そして、気分障害にも陥りがちとなります。
・悲嘆では、ごく普通に見られる反応です。
・この時期に人は、ある種のおびえにも似た
不安感に襲われます。
・自分の状態が正常なのか、本当は病気では
ないのか、この先どうなるのか、できれば
誰か死別を経験している人に話を聞いて
みたいという思いが、こころに芽生えて
きます。
・「なぜ私の大事な家族が死ななければ
ならなかったのか」という自問に、当然
ながら答えは返ってきません。
・やがて、不毛の自問自答に疲れてきます。
・かといって、大事な人がいない生活に
意義を見いだせず、何事にも無関心、無気力
になり、笑顔を忘れ、何を生きる目的にする
かさえわからなくなるのです。
・また、世間が虚しく見えるようになり、
何をするにも面倒でおっくうな上に、
不安・孤独感に圧倒されます。
・自尊心の低下をはじめ、落ち込み、無感動
意欲の低下、なかなか考えがまとまらず
混乱する、などの反応を呈します。
・ご遺族が実際に訴えるうつ的不調の言葉は
以下のようになります。
うつ的不調を表す記述例
・無関心・無気力/虚無感/笑顔の消失
目標の喪失
・食事・外出・人に会う・仕事・買い物
などが面倒でおっくうと感じる
・感情のコントロールが不安定
・感受性が高まる/悲しみに耐えられ
ない/落ち込む(特に朝の落ち込みが
強い)
・意欲・活力の低下/感動の低下、
無気力
・孤独感/人恋しいが、人を探す気力・
能力はない
・漠然とした不安
・自尊心の低下
参考資料
みんなで取り組む
社会的緩和ケア
南江堂
次回は
"グリーフケア
日本人の悲嘆
日本人の4つの悲嘆⑥
うつ的不調
自殺とうつ病の
因果関係"
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。


