終末期ケア(2125)ー2 "グリーフケア 悲嘆の基礎知識⑤" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー

 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星グリーフケア

スター悲嘆とは何か?


花悲嘆の基礎知識⑤
   悲嘆の社会問題

1、医療従事者としての
       支援体制

❶悲嘆の認識度と整備

・悲嘆・グリーフという概念を丁寧に説明する
 日本語は見当たりません。

・現在ようやくその意味が、世間の一部に認識
 されつつあるといったところでしょう。

・したがって、現在の時点では、誰が・いつ・
 どこでケアを行うべきかという制度や様式
 が確立していないため、グリーフケアを行う
 場合は、既存の社会制度を踏まえながら
 行っていくのが現実的でしょう。

・グリーフケアに対する医療従事者の参画の
 あり方も、社会制度との兼ね合いを考慮
 しながら進めていきましょう。

・そこで、まずは現場の知恵の積み重ねが
 必要です。

・例えば、病院に"ご遺族のための窓口"
 設置します。

・困りごとの相談に応じ、ご遺族が悲嘆に
 苦しんでいる場合には、看護師がセルフケア
 グループへの橋渡しを担うといった具体的な
 提案を行ってみてはどうでしょうか。


❷看護師の役目、ご家族への気づきを促す

・病院のルールは厳しいものであり、
 今から半世紀以上前に開設された病院は、
 当時の社会・経済状況を反映しており、
 基本的には居住スペースは狭く、効率化が
 求められた建物です。

・比較的豊かな時代になっても大型化する
 医療器具のスペースだけ追加確保された
 のが、各病院の現状ではないでしょうか。

・末期がんの終末期の切り札として登場した
 ホスピスは、死にゆく人々の苦痛を取り去り
 尊厳ある死を提供する場を用意することに
 意義があります。

・現在の日本のホスピスでは、苦痛を取り去る
 という要件は満たしつつあるものの、尊厳に
 ついての配慮は、制度上の設置基準の中には
 盛り込まれていません。

尊厳ある死への配慮、つまり心理的・スピリ
 チュアルな配慮を欠いた医療の場は、単なる
 「終末処理施設」に近く、注意したいもの
 です。


❸グリーフケアのネットワークづくり

・看護師をはじめとする医療や介護に当たる
 人々が、宗教関係者・教育者(担当教諭・
 養護教諭)・臨床心理士・葬儀関係者など、
 悲嘆を見聞する機会をもつ人々と連携し、
 ネットワークを形成する必要があります。

・もちろん、かけ声だけの連携の提唱では
 なく、グリーフケアへの気づき、必要な
 スキルの交換、必要な知識の共有など、
 具体的な目標の実現を目指す必要がある
 のです。

・人間は、身近な人を失う時に初めて、
 生命の摂理の深さに気づきます。

・そしてこの時期に、人生の持つ奥深さに
 目覚め、学ぼうとします。

・この機会に再度死生観の学びとりを行い
 何かを実践できることは、医療者に許される
 特権の一つでしょう。





参考資料

 みんなで取り組む
  社会的緩和ケア 
        南江堂
 
 
 
    
  

    次回は

     "グリーフケア

      悲嘆とは何か?

      グリーフケアに当たって①

                    通過儀礼に

        日本人が期待すること"

                     

        

         

            

          

                               

 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
 私も勉強になりありがたいです。