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理解しておく
段階的に変化していく
・亡くなった後に起こる体の変化を「死後変化
(死体現象)」といいます。
・死亡後比較的すぐにあらわれる「早期死後
変化」と、腐敗が関与して起こる「晩期死後
変化」があります。
・早期死後変化でまずあらわれるのは、
「死体温の低下」です。
・外気温や天候、着衣の状況などによって
異なりますが、室温であれば死亡直後は
1時間に0.5〜1℃前後低下していきます。
・死後1〜2時間ほど経つと、
「死斑(皮下出血)」があらわれます。
・死斑は、血流が止まったために起こる現象で
ご遺体の下側、仰臥位であれば背面に見られ
ます。
・多くの場合は、赤紫色をしています。
・骨格筋が硬くなる死後硬直(死体硬直)は、
外気温の影響を受けるものの、20℃の環境
では死後1〜3時間であごの関節から始まり
ます。
・高齢者は一般的に死後硬直の進行が緩やか
ですが、3〜6時間で全身に及びます。
・関節の硬直はエンゼルケアにも関わること
なので、意識しておくようにしましょう。
腐敗を遅れさせる
・体内循環が停止して体表から水分が蒸発する
ことによって、角膜、陰嚢、唇などで徐々に
乾燥が目立ってきます。
・死後にひげや爪が伸びたように見えることが
ありますが、それも皮膚の乾燥によるもの
だと考えられます。
・また、死後1日くらい経つと角膜の混濁が
始まり、2〜3日には瞳孔が見えなくなる
くらいに混濁が進みます。
・6時間後くらいから始まる晩期死後変化と
しては、消化液による臓器の融解(自家
融解)、細菌による腐敗などが見られます。
・エンゼルケアでは、ご遺体のクーリング
(冷却)も行いますが、それは細菌による腐敗
が進むのを遅れさせるためです。


