終末期ケア(2025)ー2 "看取り介護加算の家族への説明" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星 看取りケアの進め方

スター看取り介護加算の
    家族への説明
    
花算定期間などは家族の理解を
 確認しながら説明

看取り介護加算とは、回復の見込みがないと
 医師の判断を受けた入所者さんに対して、
 質の高い看取りケアを実施する事業所に
 適用される加算です。

・この加算は、ご本人の意思を尊重した
 医療ケアの方針決定に対する支援を目的
 しており、入所者さんとそのご家族の希望に
 寄り添った「尊厳ある最期」の実現
 目指しています。

・看取り介護加算の導入の背景には、
 高齢化社会が急速に進む中で、入所者さんの
 最期を支える施設や在宅介護サービスが
 増加していることがあります。

・これまで病院などの医療機関で行われる
 ことが多かった看取りですが、入所者さんの
 生活の場である施設や在宅での看取りを
 希望する人が増えています。

・そのため、2021年の介護報酬改定で
 看取り介護加算が見直され、介護施設や
 訪問サービスでも「人生の最終段階における
 医療・ケアの決定プロセスに関する
 ガイドライン」等の内容に沿った取り組みを
 行うことが必要とされ、算定要件や単位数の
 変更がされました。

・看取り介護加算は、死亡日以前45日以下の
 期間に算定されます。

・看取りケアに必要な費用を入所者さんと
 ご家族に最初に説明するのは、通常、施設の
 利用料を説明するときでしょう。

看取り介護を希望する場合は、実際に看取り
 介護を行う前に、看取り介護の同意書ととも
 に、看取り介護加算の費用を請求することへ
 の同意書も交わします。

・看取り介護加算は、死亡日からさかのぼって
 計算することになるため、ご家族には
 わかりにくい部分もあります。

・入所者さんが回復を見込めない状態であると 
 医師が判断し、同意を得て看取り介護が
 始まったとしても、入所者さんの死亡日に
 よっては看取り介護加算が算定されない期間
 が発生します。

・費用の同意書には加算算定の期日も明記
 しますが、口頭で補足説明を行い、ご家族が
 しっかり理解できたか確認しましょう。




花死亡以前31日以上45日以下
 の区分が2021年に新設

2021年度の改定で看取り介護加算の
 加算期間の拡充が行われ、死亡日の45日前
 から加算の算定が可能になりました。

・また、特定施設入居者生活介護での
 看取り介護加算(Ⅱ)の算定要件では
 看護職員の夜勤又は宿直が必要となっており
 介護老人福祉施設に比べて高い単位数と
 なっています。

・介護施設で看取り介護を実施する際には、
 「人生の最終段階における医療・ケアの
 決定プロセスに関するガイドライン」
 沿った取り組みが求められます。

・入所者さんやご家族が安心して最期を
 迎えられるよう、以下の具体的なポイントを
 押さえたケアを提供することが重要です。

もみじアドバンス・ケア・プランニング(ACP)
 の実施
・看取り介護では、入所者ご本人の意思や
 価値観を尊重するために、事前の話し合いが
 不可欠です。

・入所者さんが元気なうちに希望や価値観を
 確認し、記録する「アドバンス・ケア・
 プランニング(ACP)」を実施しておくこと
 が有効です。

・この話し合いは一度で終わるものではなく、
 繰り返し行い、ご本人やご家族の意思を共有
 することが大切です。

もみじ利用者の意思決定を尊重
・利用者が可能な限り意思を表出できる環境を
 整えることが大切です。

・また、意思は状況に応じて変化する可能性が
 あるため、定期的に確認し、柔軟に対応する
 姿勢が必要です。

・ご本人の希望を尊重し、尊厳ある看取り介護
 ができるようにしましょう。

もみじ医療・ケアの提供体制
・看取り介護では、医師、看護師、介護職員が
 連携した多職種チームでのケアが重要です。

・看取り期におけるケアは、利用者の苦痛を
 緩和し、安心して過ごせる環境を提供する
 ことが中心となります。

・特に、医療処置や薬の使用については、
 入所者さんの状態や希望に基づいて慎重に
 判断します。

もみじご家族への支援
・入所者さんだけでなく、ご家族への心理的
 サポートも欠かせません。

・ご家族が抱える不安や悲しみに寄り添い、
 相談や情報提供を行うことで、負担の軽減を
 図ります。

・また、入所者さんが亡くなった後も、
 ご家族へのフォローアップを行うことが
 望まれます。

もみじケア方針の明確化
・ケア内容や話し合いの記録を文書化し、
 施設内で共有することで、全職員が
 入所者さんの意思を理解し、同じ方針で対応
 することができます。

・また、医療処置や看取り方針については、
 入所者さんご本人や家族の事前同意を得て
 おきます。

もみじ倫理的配慮
・ご本人の希望を第一に考え、不必要な
 延命処置を避けることが求められます。

・また、入所者さんが最期まで人間らしく
 尊厳を持って生活できるよう配慮することが
 看取り介護の基本です。

もみじ職員への研修
・職員が看取り介護についての正しい知識を
 持ち、適切な対応ができるよう、定期的に
 研修を実施します。

・緩和ケアやACPの基礎知識を学ぶだけでなく
 職員自身のストレスケアにも目を向けた研修
 が必要です。




花看取り介護加算における
 現場スタッフの心構えと
 チーム連携

・看取り介護加算の算定において、
 ケアの質を高めるためには、現場のスタッフ
 がどのような心構えで業務に臨むかが非常に
 重要です。

・看取り介護は、通常の介護業務と異なり、
 入所者さんの「最期の瞬間」を支えるという
 特別な役割を担います。

・そのため、介護職員や看護職員がその理解と
 覚悟を持ち、看取り介護に臨むことが求め
 られます。

・看取り介護加算の算定は、特別養護老人
 ホーム、特定施設入居者生活介護、グループ
 ホームの3つの事業所で認められています。







参考資料

 介護スタッフのための
  看取りケア
   終末期にどう向き合えばいい?
       介護と医療研究会
  
  
    

    次回は

     "看取りケア

      終末期にどう向き合えばいい?

      看取りケアの進め方

       入所者の家族は

        看取りケアのパートナー"

         

          

        

           

                               

 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
 私も勉強になりありがたいです。