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特別なことではない
いつか必ず訪れるもの
・「看取り」という言葉は、日本独特のもの
です。
・明確な定義はいまのところありませんが、
全国老人福祉施設協議会(全国老施協)の
「看取り介護指針・説明支援ツール」では
「近い将来、死が避けられないとされた人に
対し、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減
するとともに、人生の最期まで尊厳ある生活
を支援すること」になっています。
・つまり、「看取り期」とは、意思により
「近い将来、死が避けられない」と判断
されたときから、死亡までの間ということが
できるでしょう。
・ただし、介護施設において「死」は生活の
延長線上にあります。
・そのように考えると、やがて訪れるものと
して、施設に入所したときから意識される
ものであり、また、かつては自宅で自然に
その時期を迎えていたことからも、決して
「特別なこと」ではありません。
・看取り期のケアはデリケートなものでは
ありますが、日常的なケアの一つとして
充実を図ることが大切です。
すべての人が認識を共有
・看取り期には、心身機能の障害や衰弱が
著しく、明らかに回復は望めない状態である
という認識を、施設のスタッフとご家族が
しっかり共有する必要があります。
・「近い将来、死が避けられない」という判断
は、医師がその人の状態や経過を観察し、
一般に認められている医学的知見に基づいて
行いますが、その判断を看取りにかかわる
すべての人が受け止め、こころを一つにして
安らかな最期に向け進むことが看取りの
大前提です。
・看取り期は、その人の死亡をもって終わる
ものではありません。
・死後にご家族がお別れをする時間や、
亡くなった人の身だしなみを整え、お化粧を
するなどの死後の処置(エンゼルケア、エンゼ
ルメイク)、ご家族の悲しみをケアすることも
看取り期の大切なケアです。





