


・呼吸の異常は、生命の危機に直結する重要な
サインです。
・呼吸数、呼吸のしかたを日ごろから確認
しましょう。
・呼吸とは、酸素を体内にとりこみ、
不要になった二酸化炭素を外界に排出する
ことをいいます。
・肺にとりこまれた酸素は、血液中の赤血球
に含まれるヘモグロビンと結合し、全身へと
送られます。
・全身の細胞で発生した二酸化炭素は、
肺に運ばれ、呼気(吐く息)とともに外界に
排出されます。
・このガス交換に異常があり、血液中の酸素が
不足したり、二酸化炭素が増えすぎたりした
状態が、呼吸不全です。
・血液中の酸素と結合したヘモグロビンの割合
を酸素飽和度といい、この値が、酸素が
足りているかどうかの指標となります。
パルスオキシメーターを
使えば、SpO2がすぐわかる
・血液中の酸素飽和度を正確に測るには、
動脈血を採取する必要があります。
・しかし、パルスオキシメーターを使えば、
採血の必要はなく、参考となる数値が
簡単に得られます。
・皮膚の上から光をあてて計測することから、
「経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)」と
よばれています。
・肺での換気が不十分だったり、循環血液量が
低下していると、酸素不足に陥り、SpO2が
下がります。
・呼吸器の持病がある人は、在宅で自分で
測っていることも多く、医療職でなくても
簡単に測定できます。
呼吸数は、意識させず
さりげなく測る
・呼吸は意識すると乱れがちになります。
・測定するときは、何も言わずに数えるように
します。
呼吸数が変でも、
呼吸器の病気とはかぎらない
・呼吸数が変動する原因は、じつにさまざま
です。
・呼吸数増加の原因として、代表的なものだけ
でも、「脳神経系の病気」「呼吸器の病気」
「感染症による発熱」「ショック」
「心不全」などがあげられます。
生命にかかわる疾患もあります。
・原因の特定は困難なので、異常時は、ほかの
バイタルサインとともに医療職に報告、相談
し、すぐに診てもらいましょう。
「何だか息苦しそう」という
印象も大切
・SpO2や呼吸数だけでなく、呼吸の深さや
リズムを観ることも大切です。
・あきらかに息苦しそうなとき、
のどを押さえるしぐさなどが見られるときは
緊急事態と考えます。
・「なんだか息苦しそう」という印象も重要で
全身状態が悪化する前兆のこともあります。
・ほかのバイタルサインを確認したうえで、
必ず医療職に診てもらいましょう。
参考資料
次回は、
"介護のための急変時対応
体温
ほかのバイタルサイン、
症状にあわせて判断"







