本文はこちらです





心得ておきたいこと⑦
信頼関係を築く
・利用者さんご本人だけでなく、ご家族との
信頼関係を築くことはとても重要なこと
です。
・デイケアや施設などで、ご本人についての
情報を書面にして、普段施設ではどのように
過ごしているかを、的確に伝えると喜ばれ
ます。
・利用者さんやご家族とよい関係性ができ、
信頼してもらえていると実感すると、
仕事へのやりがいが高まるものです。
・しかし、利用者さんやご家族全員が職員に
対して好意的な対応をしてくれるかというと
残念ながらそうではありません。
・強いこだわりを押し付ける人、横暴な態度や
言動の人など、さまざまな方がいます。
・そういった方と関わると、「私が悪いの
だろうか」と自己肯定感が低くなったり、
働く意味を見失ったりするかもしれません。
・介護施設利用者さんのご家族は、利用者さん
のケアに不可欠なパートナーです。
・残念ながら、利用者さんと良好な関係にない
方もいますが、そうでない場合には強固な
信頼関係を築いておくと、ケアの質がグッと
上がります。
・ご家族との信頼関係を構築するためには、
どのような言葉を選び、声をかければよいの
でしょうか。
・利用者さんのご家族から施設へさまざまな
要望がありますが、すべての要望に応える
ことはできません。
・できないことは「できません」と率直に
伝える必要があります。
・とはいえ、NOという結論だけを伝えると、
一方的で冷たく、ときには威圧的ととらえ
られることもあります。
・できないことをはっきりと伝えつつ、
代案があれば、併せてお知らせすると
よいでしょう。
・たとえば、ご家族から「食事が父の口に
合わないようなので、父だけメニューを
変更したい」という要望があったものの、
施設ではそうした対応ができないとします。
・この場合、「申し訳ございません。個々の
メニュー変更の対応はいたしかねますが、
ご家族がお持ちいただいたものをお出しする
ことはできます」などと伝えると、単なる
拒否ではなく、相手に寄り添った対応に
なります。
・また、対応可能な範囲(頻度など)や
注意事項(衛生管理など)も併せて伝え
られると信頼感も増します。
・さらに、要望を貴重なご意見として
受け止める姿勢も大切です。
・現在は対応できなくても、検討の余地が
あるものに対しては、「今後、導入できる
ように検討します」などの一言を添えると、
相手は受け止めてもらえたと感じます。
・ただし、可能性のないものは、
期待を抱かせることは言わず、要望に
応えられないことをお詫びしましょう。
介護職員との関わりがご家族の支えになることもある
・利用者さんご家族との関わりに
負担や難しさを感じる介護職員がいる一方で
介護職員との関わりを楽しみにしていたり、
心身的な支えにしていたりするご家族も
います。
・介護職員との関わりがうまくいっていない
利用者さんご家族は、「介護のストレスで
職員にきつくあたってしまう」「認知症の
進行を見ていると不安で仕方がない」という
事情を抱えている場合もあるかもしれ
ません。
・利用者さんご家族にとって、介護職員は
介護の不安や悩みを共有できる心強い
存在です。
・介護の仕事では、利用者さんご本人だけで
なくご家族との連携も大切なので、
あきらめずに良い関わり方を探して
みましょう。


