


・転倒場所は居室が多く、転倒が発生する
時間帯は午前2時〜午前4時と、夜中から
早朝にかけて多く発生するデータも出て
います。
・事故を防ぐためには、昼は短時間でいいので
太陽にあたって、なるべく身体を動かす
ようにします。
・夜間は就寝時間前に消灯しておく、音を聞か
せないようにするなど、五感からの刺激を
減らします。
・深夜3〜4時に目覚めて騒ぐ人がいたら
就寝時間が早すぎないかを確認します。
・そういう場合は、介護者のいる場所で見守り
23時ころに就寝してもらうように生活リズム
を修正する工夫をします。
・生体時計が整って夜間にぐっすりと眠れて
早朝スッキリと目覚められるようにします。
介護施設で転倒事故が
発生する主な3つの要因
・介護施設で発生する転倒事故は、
主に3つの要因が考えられます。
利用者要因
介護者要因
環境的要因
利用者要因
・利用者要因とは、主にご利用者さんの身体
状況や精神的状態など、ご利用者さん自身が
転倒リスクを高めているものです。
(例)
歩行能力の低下
認知症による判断能力の低下
薬の副作用による眩暈やふらつき
・具体的には、認知症の影響でトイレの場所が
分からない状態でご利用者が施設内を
歩き回り、段差に気づかず転倒するケース
です。
・単純に歩行能力や判断力の低下だけでなく、
薬の副作用や寝不足などの要因も重複する
ことで転倒リスクが高まります。
介護者要因
・介護者要因は、人員配置や人員不足など、
施設で介護サービスを提供する介護職員に
起因し、転倒事故のリスクを高めている
ものです。
(例)
人員不足による見守り不足
不適切な介護によるリスクの増大
疲労やストレスによる判断力の低下
・介護業界では介護職員の不足をはじめ、
残業や夜勤による長時間労働が問題になって
います。
・従事者の疲労やストレスが溜まることで、
仕事中の判断力が低下するおそれがあり
ます。
・判断力が低下することで介護サービスの質が
下がり、適切な介助が行えずに転倒事故が
発生するケースも考えられるでしょう。
環境的要因
・環境的要因とは、介護施設内の設備や状況
など、環境面が原因で転倒につながるものを
指します。
(例)
滑りやすい床(特に浴室は要注意)
夜間の不適切な照明管理
不適切な履物や杖の使用
・具体的には、ご利用者が水をこぼしてしまい
床が滑りやすい状態になり転倒したという
事例があります。
・そのほか、適切な場所に手すりを設置して
いないことにより転倒した場合も、環境的
要因による転倒事故と言えるでしょう。


