・同じ行為や行動を繰り返すことを
「常同行動(常同行為)」といいますが、
前頭側頭型認知症で多いのは、机をたたき
大きな音を出し続けるような行為です。
・しかもそれは、1回や2回ではなく、30分
1時間と絶え間なく続くことがあります。
・執拗に続く大音量は、当然ながら周囲の
人たちから嫌われ、音に敏感なレビー小体型
認知症の人からは怖がられます。
・利用者さんにとっては、大きな音を出すのは
ストレス解消の側面もあって、太鼓でたたい
て、音を楽しむ気分です。
・迷惑をかけているという認識がないのです。
❌BAD
制止すると、さらに
常同行動を加速させる
・机をたたく常同行動を、「迷惑でしょ、
やめて!」と言葉で注意したり、手を押さえ
るなどの態度で制止したりするのは、よく
ない対応です。
・たとえ注意したとしても、どこ吹く風で、
やめようとはしません。
・それどころか、制止すると興奮し、その
常同行動はエスカレートしていきます。
・そして、さらに大きな音を立てる、
机を蹴飛ばすなど、挑戦的な態度をとる
ようになり、手に負えない状態になります。
⭕️GOOD
常同行動の原因を
探れたら、ベスト
・机をたたくなどの常同行動をしているときは
怒りを紛らわしたり、うっぷんを晴らしたり
していると考えられます。
・何に対して怒りを感じているのか、
行動の原因を探って対処していきます。
・机たたきをする前の状況を思い出してみると
思い当たるかもしれません。
・音をたてても迷惑をかけないように別室に
誘い、「何か伝えたいことがあるのね」と
様子をうかがうと、怒っている原因が
見つかることもあります。
・前頭側頭型認知症の人は、迷惑行為を繰り
返します。
・しかし、BPSDの治療によって、問題行動が
落ち着いてきて、「自分勝手で迷惑な人」
から「自分本位のおもしろい人」という
とらえ方ができるようになると、介護負担も
軽減していきます。
次回は、
"認知症のケア方法
認知症のタイプ別の
介護のポイント"






