


・認知症になると、自分がいる場所や置かれて
いる状況を理解したり、記憶したりする
ことができなくなります。
・それに加えて、依存期の場合は、自分の
もの忘れの症状を自覚していて、将来の自分
に対する不安を抱くようになります。
・その心細い気持ちから、「家に帰りたい」と
訴えるようになるのです。
・また、生活している場所の居心地が悪かった
り、何かストレスになっていることがあった
りすると、帰宅願望は強くなります。
・そのため、自宅にいたとしても、その場所に
不満があれば「家に帰りたい」と訴える
こともあります。
❌BAD
帰りたい人に
「帰れません!」は、禁句
・「家に帰りたい」と訴える利用者さんに、
「帰れませんよ」と言ったり、無理やり
身体を押さえて止めたりするのはよくない
対応です。
・不安な気持ちが強くなって、
暴れたり、外に飛び出してしまったりする
ことがあります。
・また、言葉で「今のあなたの家はここです」
「ここにいましょう」と説明して引き留める
のもいけません。
・利用者さんは、帰れないことに納得できて
いないからです。
⭕️GOOD
気持ちを受け止め、
家に帰るふりをする
・今、自分が置かれている状況に不安や居心地
の悪さを感じ、「今すぐにでも家に帰り
たい」と思っています。
・その気持ちを落ち着かせるには、
一度、その場所を離れるのが、もっとも
効果的です。
・「いっしょに帰りましょう」といって、
外出してみましょう。
・「家に帰れる」という安心感から、
精神状態は安定します。
・その後、もとの場所に戻っても、案外、
納得してくれることが多いのです。
・また、いっしょに外出するのが難しい場合は
「迎えの車が来るまで待っててね」
「もう遅いから明日帰ろうね」などと理由を
つけて先延ばしにする方法もあります。
・いずれにしろ、「家に帰りたい」という
気持ちを受け入れる対応をしましょう。
次回は、
"認知症のタイプと特徴
アルツハイマー型認知症
依存期のケア方法は?⑩"




