


後頭葉や頭頂葉が萎縮
して起こる
・レビー小体型認知症とは、
脳のなかにレビー小体という異常なたんぱく
質のかたまりができることで大脳皮質の
後頭葉や頭頂葉が萎縮する認知症で、その
患者数は増えていて、現在、認知症患者さん
の約20%にあたります。
・レビー小体型認知症はもともと、今から
100年以上も前、パーキンソン病患者さんの
脳幹から見つかったため、パーキンソン病の
特徴だと考えられてきました。
・それが60年後、日本の認知症患者さんから
も発見され、その患者さんにはアルツハイマ
ー型認知症とは違う症状があることがわかり
レビー小体型認知症と命名されました。
・レビー小体は、たんぱく質の一種「αシヌク
レイン」が脳の神経細胞に沈着し、そこに
さまざまなたんぱく質が結合してできて
います。
・これはパーキンソン病も同じです。
・最近では、αシヌクレインがどこから沈着
するかによって、発症する病気が変わる
のではないかといわれるようになりました。
・大脳皮質の後頭葉や頭頂葉から沈着が
始まると、レビー小体型認知症として発症
します。
・その他、脳幹や小脳から始まると、
パーキンソン病として、脊髄からだと
自律神経失調症として発症すると推測されて
います。
レビー小体型認知症の
診断方法
・レビー小体型認知症を診断する際、
基本となるのが利用者さんやご家族に対する
問診です。
・そこで幻視やパーキンソン症状など、
レビー小体型認知症の特徴的な症状があるか
どうかを確認します。
・レビー小体型認知症でみられる脳の特徴は、
後頭葉に血流の低下がみられ、
これらはSPECT/PETといった
核医学検査によって確認されます。
・ただし、この画像所見がみられるのは
約60%といわれています。
・また、レビー小体型認知症は脳の病気に
かかわらず心臓に変化がみられることも
特徴です。
・具体的には、MIBG心筋シンチグラフィー
という核医学検査を行うと心臓でのMIBG
の取り込みが低下していることがわかって
います。
・レビー小体型認知症になると、レビー小体は
脳以外の全身の自律神経に発生します。
・これらの検査は、全身にレビー小体が発生
しているかどうかを確認することができ、
結果、レビー小体型認知症と他の認知症の
鑑別に役立ちます。
参考資料
次回は、
"認知症のタイプと特徴
レビー小体型認知症②
レビー小体型認知症の症状と経過"









