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困った症状とは?
生活している
・混乱期、依存期と経過していくと、BPSDは
徐々に沈静化し、昼夢期に入ります。
・この時期になると、認知症は進行していく
ので、時間の観念をなくすなど、自分の
置かれた状況を正しく理解できなくなり
ます。
・そのため、自分がつくり上げた空想の世界の
なかで生きるようになり、他人を家族と
間違えたり、自分を子どもだと思い込んだり
します。
・この他、実際に見えないはずの恐怖を伴わ
ないものが見えたり、聞こえないはずの音が
聞こえたりすることもあります。
・ただ、顔つきからもわかるように、介護者が
対応を間違えなければ、精神的にはおだやか
な時期で、笑顔も見られます。
・また、意識がしっかりしているので、
話しかければ返事もしてくれます。
介護者を家族、
施設を家と思い込む
・昼夢期のころになると人の顔や環境を正しく
認識できなくなっているため、すべてを
「自分の知っている世界の出来事」と
とらえるようになります。
・身近にいる介護者を家族と間違えたり、
自分のいる施設や病院を自分の家と思い込ん
だりするようになります。
・そうしたときに、見舞いに来た本当のご家族
が、「お母さんは帰れない」というと、
昼夢期を否定された利用者さんは混乱して、
混乱期や依存期に逆戻りすることがあり
ます。
・ひとりでブツブツつぶやいたり、
何ないところに話しかけたりするようになり
ます。
・これは、幻覚(幻視・幻聴)がおもな原因
です。
・介護者やご家族には見えない人、聞こえない
声と会話をしているのです。
・ただ、昼夢期の人の幻覚は、怖いものが
見える混乱期とは違い、恐怖を伴うもので
ない場合がほとんどです。
・そのため幻覚があっても、利用者自身は
落ち着いていることが多いです。
ひとり遊びをする
・介護者から見ると意味のない行動を繰り返し
遊んでいるような様子が見られることがあり
ます。
・たとえば、タオルを丸めたり広げたり、
洋服をたんすから出したりしまったり
します。
・また、何もないところで手だけを一生懸命
動かしている場合もあります。
・よく見ると編み物の動作やそろばんをはじく
動作で、過去によく行なっていた行動を
繰り返していたりします。
過去の自分に戻る(若返り)
・昼夢期になると、時間の概念がなくなるので
自分が何歳かわからなくなり、若いころの
自分に戻ってしまいます。
・たとえは、自分を小さな子どもだったり、
ばりばり働いていたころだったり、自分が
いちばん幸せだった年齢、自分が自分らしく
いられた年齢に戻ります。
・まわりにいる人は、そのころの家族だと
認識するので、介護者を妻や夫と思ったり、
母親や父親だと思ったりします。
家に帰りたがる(帰宅願望)
・昼夢期の利用者さんは、自分のいるところが
家だと思い、おだやかに過ごせることも多い
のですが、自宅にいるのに「家に帰りたい」
と言い出す人もいます。
・利用者さんが言う「家」とは、自分が若い
ころに住んでいた家のことです。
・現在の環境に満足していないのが原因です。
・「母が心配しているから」「小さい息子が
待っているから」などと言って、昔住んで
いた家に帰ろうとします。











