


口腔内の観察ポイント
・出血や腫れがないか?
・白っぽい部分がないか?
・口腔粘膜が赤く炎症を起こして
いないか?
・口内炎などの症状はないか?
・口唇や口腔内の乾燥はないか?
・ネバつき、食物残渣がないか?
・齲歯(虫歯)がないか?
・疼痛はないか?
・分泌物、痰などはないか?
・歯の状態(動揺歯)はどうか?
・義歯の有無は?
・舌の状態はどうか?
終末期の口腔内の特徴
・終末期では、免疫力の低下による歯や
口腔粘膜、義歯に関するトラブルが起こり
やすくなります。
歯のトラブル
・終末期では、口腔機能の低下や、唾液による
自浄作用の低下で、歯にプラークが付着
しやすくなり、歯周病を呈しやすくなって
います。
・歯周病が進むと、歯の土台の骨が溶けてくる
ことがあります。
・このように、歯を支えていた土台が弱くなる
と、歯の動揺が生じやすくなります。
・そのため、歯ブラシによるブラッシング時に
痛みが生じることもあります。
・そうすると、口腔ケアに協力を得られなく
なる、口を開いてもらえないといったことが
起こる可能性が高まります。
・加えて、歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に
汚れが留まりやすくなると、歯肉炎などが
生じやすくなり、さらに痛みが増す可能性が
あります。
粘膜のトラブル
・終末期では十分な水分が摂れないことも多く
口腔粘膜が乾燥しやすくなっています。
・また、病気によっては、疼痛緩和などの薬剤
を使用していることもあるため、薬の副作用
で、質の良い唾液分泌が少なくなり、さらに
乾燥しやすくなります。
・口腔粘膜は皮膚がなく、傷がつきやすく
なっています。
・特に乾燥すると、歯ブラシなどの少しの刺激
で細かな傷がつくこともあります。また、
免疫力の低下で日和見感染症である
カンジダ症が起こることもあります。
義歯のトラブル
・義歯はしっかり装着できることで、
咀嚼が可能になります。
・しかし、歯ぐきの痩せで「口を開けると
義歯が落ちてくる」「炎症で口のなかが
痛くて義歯をつけられない」などの問題が
起こることがあります。
・これらのことから歯と歯ぐき、口腔粘膜、
義歯の装着状態の観察が大切になります。
参考資料
次回は、




