終末期ケア(1565)ー2 "あくまで「認知症の本人が主役」②" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星認知症の人を地域で支える
        ための支援

スター退院支援における
   多職種・多機関連携②


認知症の場合、ご本人よりご家族や周囲が
困って入院となるケースも多くあります。

入院環境は、ご本人にとって制限も多く
入院によるデメリットもあります。

退院後の生活について事前に相談し、
入院早期から退院に向けた準備を行うこと 
が重要です。

そのためには、院内の多職種による支援は
もとより、退院後の生活をサポートして
くれる支援者との連携も必要不可欠です。

認知症の人が利用できる制度やサービスを
おさえておくことも大切ですが、公的な
制度やサービスだけでなく、インフォー
マルな支援(友人、近所、民生委員、ボラン
ティアなど)を活用することも重要です。



花多職種連携と

  多機関連携を生かす


医師、看護師、作業療法士、理学療法士、

 言語聴覚士、社会福祉士、精神保健福祉士

 管理栄養士、薬剤師、公認心理士、

 介護福祉士、訪問看護師など、院内には

 さまざまな専門職がいます。


・これだけの多職種がいることは病院の強み

 です。 





・また、市役所や保健所などの行政機関、

 地域包括支援センター、介護支援専門員

 (ケアマネジャー)など、院外の多機関とも

 連携が必要です。


・まず、それぞれの職種や関係機関にどのよう

 な役割があるのか理解することが重要です。








花退院前のケア会議を開催する


・退院後、環境の変化から調子を崩してしまう

 人もいます。


・認知症の人やご家族が安心して生活して

 いけるよう、退院前に病院スタッフと

 地域支援者で「ケア会議」を開催し、

 治療状況や支援方法などについて情報を共有

 します。







花退院前訪問で

   自宅の環境を調整する


自宅の環境調整などの目的で、

 退院前に看護師や作業療法士、精神保健

 福祉士などの多職種が自宅を訪問することが

 あります。




・退院前訪問を実施する際には、

 退院後サポートしてくれる支援者にも同席

 してもらうことも大切です。










参考資料

 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "認知症の人を
       地域で支えるための支援
        退院後の外来支援①
       
             
                          
             について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。