終末期ケア(1557)ー2 "認知症の人が利用できる介護サービス⑤" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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星認知症の人を地域で支える
 ための支援

スター認知症の人が利用できる 
 介護サービス⑤


介護保険のサービスは、
大きく「居宅サービス」「施設サービス」
「地域密着型サービス」に分けることが
できます。

居宅サービスは、自宅で生活を続けながら
受けられるサービスです。

施設サービスは、介護保険施設に入所して
受けられるサービスです(介護保険施設
とは、介護老人福祉施設、介護老人保健
施設、介護医療院の4つの施設)。

地域密着型サービスは、住み慣れた地域で
生活が継続できるよう、つくられた
サービスです。

市町村が監督や事業所の指定を行っており
原則その市町村に住む住民しかサービスの
利用はできません。



スター地域密着型サービス

花定期巡回・随時対応型
 訪問介護看護

・定期巡回・随時対応型訪問介護とは、
 療養を支援しながら心身の機能の維持・
 回復を目指す地域密着型の訪問介護サービス
 です。 

・要介護状態でも利用でき、24時間体制で
 緊急時の対応を行ってくれます

・要介護状態となった場合においても、
 利用者さんが尊厳を保持し可能な限り
 利用者さんの居宅において、自身の能力に
 応じ自立した日常生活を営むことができる
 よう定期的な巡回又は随時通報により、
 利用者さんの居宅を訪問し、入浴、排せつ、
 食事等の介護、日常生活上の緊急時の対応
 など安心して居宅で生活を送ることができる
 ようにするための援助を行うとともに、
 療養生活を支援し、心身の機能の維持・
 回復を目指す介護給付のサービスです。






花夜間対応型訪問介護


・夜間対応型訪問介護は、利用者さんが

 可能な限り自宅で自立した日常生活を、

 24時間安心して送ることができるよう、

 夜間帯に訪問介護員(ホームヘルパー)が

 利用者の自宅を訪問します。


・「定期巡回」と「随時対応」の2種類の

 サービスがあります。



<定期巡回>

夜間帯(18~8時)に定期的な訪問を受け、

 排泄の介助や安否確認などのサービス

 受けることができます。


<随時対応>

ベッドから転落して自力で起き上がれない時

 や夜間に急に体調が悪くなった時などに、

 訪問介護員(ホームヘルパー)を呼んで

 介助を受けたり、救急車の手配などの

 サービスを受けることができます。



・夜間対応型訪問介護は、要支援1・2の人は

 利用できません。また、次のサービスを

 受けることはできません。


クローバー直接利用者の援助に該当しないサービス

(例)利用者の家族のための家事や来客の対応

   など

クローバー日常生活の援助の範囲を超えるサービス

(例)草むしり、ペットの世話、大掃除、

   窓のガラス磨き、正月の準備など











花小規模多機能型居宅介護


・小規模多機能型居宅介護は、利用者さんが

 可能な限り自立した日常生活を送ることが

 できるよう、利用者の選択に応じて、

 施設への「通い」を中心として、短期間の

 「宿泊」や利用者さんの自宅への「訪問」

 を組合せ、家庭的な環境と地域住民との

 交流の下で日常生活上の支援や機能訓練

 行います。








花看護小規模多機能型居宅介護


・看護小規模多機能型居宅介護とは、

 要介護状態となった場合においても、

 利用者さんが可能な限り居宅において、

 利用者さん自身が持っている能力に応じ

 自立した日常生活を営むことができるよう、

 その療養生活を支援し心身の機能の

 維持回復及び生活機能の維持又は向上を

 目指すサービスのことです。


クローバー退院直後の在宅生活へのスムーズな移行


・がん末期等の看取り期、病状不安定期に

 おける在宅生活の継続


クローバーご家族に対するレスパイトケア、相談対応

 による負担軽減


・利用者さんが可能な限り自立した日常生活を

 送ることができるということを目的として

 おり、利用者の選択に応じて、施設への

 「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や

 利用者さんの自宅への「訪問」をして介護を

 していくことに加えて、看護師などによる

 「訪問看護」も組み合わせることが

 できます。






・看護小規模多機能型居宅介護は要介護1から

 利用することができるサービスであり、

 家庭的な環境と地域住民との交流の下で、

 介護と看護の一体的なサービスの提供を

 受けることができるという特徴のある

 サービスです。


・サービスを提供する施設の利用定員は29名

 以下となっていますが、通い定員は18名

 以下、宿泊定員は9名以下となっています。


・訪問看護が加わったことによって、

 今まで小規模多機能では受け入れ困難だった

 医療依存度の高い人や、退院直後の状態が

 不安定な人、在宅での看取りを希望する人

 への在宅療養支援を、可能にすることが

 できました。






参考資料

 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "認知症の人を
       地域で支えるための支援
       認知症の人が利用できる
           介護サービス⑥"
      
             
                          
             について


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。