終末期ケア(1524)ー2 "在宅でのアセスメントの視点②" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。




うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギウサギウサギ


星認知症の人の在宅支援

スター在宅でのアセスメントの視点


地域で生活するということは、
食事や排泄、入浴に着替え、金銭管理や
移動と、さまざまな生活に関する行動を
行うことで成り立ちます。

認知症が進行すると、それらをすべて
行うことは難しく、支援が必要となって
きます。

その人らしい生活が維持できるよう、
できること、できないことを、しっかりと
見きわめ、支援することが求められます。





花こんなときは医師に報告!

❶その人がイメージしやすいよう
         具体的に伝える

どういった生活環境のなかで生活している
 のか、近隣との関係性はどうなのか、
 協力者はいるのか、など、その人のことが
 イメージしやすいよう具体的に伝えます。

・実際に、ご本人が生活する場所に行き、
 その様子を具体的に伝えることで、
 その人の人となりや、生活習慣などが
 イメージしやすくなり、何かあった際の
 早期介入や、よりよい治療環境への一歩
 につながります。


❷いつもと違う、何か変だと感じたら
          早めに相談する

顔色が悪い、表情が乏しいなど、いつもと
 違って何か変だと感じた場合には、早めに
 医師に相談し、対処する必要があります。



花ご家族に伝えること

❶ご本人の状態を具体的に伝える

・現在のその人の状態について、
 何ができて、何ができないのか、どういった
 ことに困っているのかをしっかりと伝え
 ます。


❷ご本人・ご家族の望む生活を一緒に考える

その人がどういった生活を望んでいるのか
 を伝え、ご家族の思いも聞きながら、
 双方にとって最善案を一緒に考えていき
 ます。


❸経過に応じた情報提供を行う

・今後の見通しを示しつつ、認知症の進行状況
 や生活活動に問題が生じてきた過程に応じて
 地域での相談場所や介護サービスなどの
 資源の情報提供を行います。



❹体調の変化があれば、早めに受診する

体調の変化などがあった際には、
 ご家族に伝え、早めの受診へつなげます。






参考資料

 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "認知症の人の在宅支援
     在宅でのアセスメントの視点③"
      
             
                          
        
 
              について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。