終末期ケア(1514)ー2 "リハビリテーション・作業療法の開始①" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
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星リハビリテーション・
     作業療法の開始①





BPSDを引き起こさないためにも、

日常生活を自立して継続できるように
リハビリテーションや作業療法を支援する
ことが大切です。



・2015年(平成27年)1月に、
 政府が策定した認知症施策推進総合戦略
 (新オレンジプラン)において、2025年には
 認知症の人が700万人になるという将来推計
 が示されています。




65歳以上の約5人に1人という割合にまで
 認知症の人が増加すると考えられていて、
 誰もが認知症とともに生きる、または、
 介護者などとして認知症にかかわる可能性
 がある社会が想定されています。

・このような社会において、認知症の人が
 「重度な要介護状態となっても、住み慣れた
 地域で自分らしい暮らしを、人生の最期まで
 続けることができる」ことをめざして
 います。








花認知症の

 リハビリテーションとは


・認知症の人が住み慣れた地域で、

 日常生活動作(ADL)や手段的日常生活動作

 (IADL)に積極的にかかわり、いつまでも

 ご本人の望む暮らしを実現していくために、

 新オレンジプランにおいてリハビリテー

 ションが以下のように示されています。


「実際に生活する場面を念頭に置きつつ
有する認知機能等の能力をしっかりと
見極め、これを最大限に活かしながら、
ADL(食事、排泄など)やIADL(掃除、
趣味活動、社会参加など)の日常の生活を
自立し継続できる」





花認知症の作業療法とは


・作業療法では医学的知識に基づき、認知症の

 方の環境や個人の背景因子も含めた相互に

 関連する生活全体を捉えひとりひとりの

 生活がしやすくなるよう環境調整や身の回り

 の工夫、周囲の方の関わりへの助言などを

 行います。






ちょうちょリハビリテーションによって

 日常生活の継続を支える


・認知症治療においては、薬物療法だけでは

 なく、認知症に伴う行動・心理症状(BPSD)

 を引き起こさないためにも、生活障害に

 焦点を当て、ADL(食事、排泄など)や

 IADL(掃除、趣味活動、社会参加など)

 いった日常生活が継続できるよう支援

 します。







ちょうちょ日常生活を自立して

 継続するための訓練として

 作業療法を行う


・認知症の人に対する作業療法は、

 認知症の人が少しでも長く日常生活の自立

 を継続できるよう、ADLやIADLの訓練を

 行うものであり、精神科治療における

 非薬物療法の代表的なものの1つです。


・最近では、趣味活動が認知症予防につながる

 可能性があると報告されています。


・認知症の人にとっても、大切にしている生活

 や生きがい、自分の役割だと思っていること

 楽しみにしている趣味(=生活行為)が継続・

 従事できることが大切です。


・作業療法では、認知症になっても、それらの

 生活行為が継続できるよう、支援することを

 目標としています。









参考資料

 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "リハビリテーション
       リハビリテーション・
                          作業療法の開始②"
        
 
       
            

              について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。