2部に分けて投稿しています
認知症の人が地域での生活が難しくなる
理由として、暴力があります。
家庭や施設で暴力をふるえば、精神科へ
入院となり、入院中に暴力をふるえば
隔離となる可能性もあります。
暴力は支援する周りの人も困りますが、
最も不利益を被るのはご本人(認知症の人)
です。
認知症ケアにおいて、暴力を未然に防ぐ
ための取り組みはとても大切です。
体調に変化がないかを
最初に確認する
・認知症の人は、体調に違和感があっても
うまく伝えられないことがあります。
・いつもと何か違うと感じたら、発熱、便秘、
下痢、身体の痛みなどがないか確認しま
しょう。
暴力のリスクとなる
"不安"を取り除く
取り組みが大切
・「これまでできていたことが、できなく
なっていると感じる」「自分が置かれている
状況がわからない」「心配なこと(物がなく
なった=物盗られ妄想など)を否定される
など、認知症の人が"不安"を感じてしまう
場面が多くあります。
・それらを理解し、"不安"を感じずに過ご
せるよう配慮して対応することが大切です。
どのような場面で
暴力的となりやすいかを
確認する
・入浴やおむつ交換など、その人が苦手なケア
があるかもしれません。
・また、夕方に攻撃的となりやすいなど、
時間帯の影響も考えられます。
・その人を知り、個別に対応を検討することが
大切です。
参考資料
認知症ケア
アイデアノート
編著 石川県こころの病院
介護の基礎知識
次回は、
"行動・心理症状(BPSD)の
とらえ方とケア
暴力②"
について
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。