終末期ケア(1503)ー2 "行動・心理症状(BPSD)のとらえ方とケア 暴力①" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星行動・心理症状(BPSD)の
      とらえ方とケア



スター暴力①



認知症の人が地域での生活が難しくなる
理由として、暴力があります。

家庭や施設で暴力をふるえば、精神科へ
入院となり、入院中に暴力をふるえば
隔離となる可能性もあります。

暴力は支援する周りの人も困りますが、
最も不利益を被るのはご本人(認知症の人)
です。

認知症ケアにおいて、暴力を未然に防ぐ
ための取り組みはとても大切です。






花体調に変化がないかを
     最初に確認する

・認知症の人は、体調に違和感があっても
 うまく伝えられないことがあります。

・いつもと何か違うと感じたら、発熱、便秘、
 下痢、身体の痛みなどがないか確認しま
 しょう。







花暴力のリスクとなる
  "不安"を取り除く
      取り組みが大切

・「これまでできていたことが、できなく
 なっていると感じる」「自分が置かれている
 状況がわからない」「心配なこと(物がなく
 なった=物盗られ妄想など)を否定される
 など、認知症の人が"不安"を感じてしまう
 場面が多くあります。

・それらを理解し、"不安"を感じずに過ご
 せるよう配慮して対応することが大切です。




花どのような場面で
 暴力的となりやすいかを
 確認する

・入浴やおむつ交換など、その人が苦手なケア
 があるかもしれません。

・また、夕方に攻撃的となりやすいなど、
 時間帯の影響も考えられます。

・その人を知り、個別に対応を検討することが
 大切です。









参考資料
 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 介護の基礎知識



     次回は、

     "行動・心理症状(BPSD)の  
        とらえ方とケア
           暴力②"
 
       
            

              について


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。