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認知症の人は、さまざまな理由で
食事摂取に支障をきたすことがよく
みられます。
食事に関連する問題がどのようにして
生じるのかを、正しくアセスメントし、
医師や栄養士など多職種と連携しながら
かかわっていくことが大切です。
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・アルツハイマー型認知症では、
中期以降に注意障害や失認、失行により
摂食困難が生じます。
・レビー小体型認知症では、
幻視や認知の変動などの症状や、自律神経
障害により比較的早い段階から嚥下障害が
生じる場合もあります。
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の食事のケア
・アルツハイマー型認知症のある人の食事では
「食べ始められない」「途中で食べるのを
やめる」「まったく食べない」などの食行動
の障害が多くみられます。
・食事支援を行う際には、そのような食行動の
障害の原因を推測し、対応を工夫することが
求められます。
≪食行動の障害の原因①≫中核症状
≪食行動の障害の原因②≫周辺症状
・アルツハイマー型認知症のある人の6~7割
は、嗅覚が著しく低下しています
➡食事を楽しんでもらうために、
味の濃い食事を提供することが有効かも
しれません。
※塩分や糖分を使いすぎると身体によくない
ため、山椒や柚子、香味野菜、酢などを
使うのがおすすめです。
・アルツハイマー型認知症のある人は、
嗜好が甘味に偏ることがあります。
➡「食事はあまり摂取しないものの、
甘いお菓子なら食べる」という場合には、
無理に食事をとってもらうのではなく、
市販の経腸栄養剤などで栄養を補うように
することがよいかもしれません。
※甘いものに限らず、「好きなものなら
食べる」という場合も同様です。
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の食事のケア
・レビー小体型認知症のある人の食事支援に
おいては、食行動の障害につながりやすい
認知機能変動と幻視の2つの症状に特に
気をつけましょう。
≪気をつける症状①≫認知機能変動
≪気をつける症状②≫幻視
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あるのに、食べ始めない
・食事は、人間が健康に生活する上で極めて
基本的な生活行動のひとつです。
・特に、高齢者は食が細くなり、食事を食べる
量が減ることから、十分な栄養素を摂ること
ができません。
・その影響により、便秘、やせ、低栄養の状態
さらには栄養障害に至る場合もあります。
・その結果、床ずれ(褥瘡)や傷が治りにくく
なる、免疫力の低下、感染しやすい状態と
なる危険があります。
・認知症になると食事の仕方にも影響が出る
ことがあります。
・具体的には、本来、
食べ物ではないものを食べてしまう(異食)
食べたことを忘れて何度も食べてしまったり
目の前にある食べ物を全て食べてしまったり
する(過食)
ごく少量しか食べられなくなってしまう
(小食)
手で掴んで食べてしまう、食べ物の嗜好が
変化するなど、様々です。
・食事を食べ始めない、口を開けない場合は、
一口目を介助して食べてもらいましょう。
・そうすることで、食べ物であることが
分かります。
・まずは、箸やスプーン、フォークなどを
手渡しして、ご本人のもてる力を見守る
ために、なるべく自分で食べることが
できるよう支援します。
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かみ続けている
・高齢者の場合、入れ歯の噛み合わせが
悪くなったり、噛む力が弱くなったり、
飲み込む際に誤って気管に入ってしまう
(誤嚥)場合があります。
・食材が噛みにくいもの、弾力のあるもの、
口の中にはりつきやすいものは、一口大に
しましょう。
・また、食材のやわらかさを変更する方法も
あります。
・日本介護食品協議会のユニバーサルデザイン
フードに基づき、食材のかたさなどの基準が
定められています。
・「容易にかめる」、「歯ぐきでつぶせる」、
「舌でつぶせる」、「かまなくてもよい」
の4区分になっています。
ご本人の食べやすい食材を選んでみましょう。
ユニバーサルデザインフード
・そして、歯科を定期的に受診し、
自分の歯の状態や入れ歯のかみ合わせの
状態を診てもらうことも大切です。
・食事をせかされるのほど嫌なことはない
です。
・ご本人の食事のペースを尊重しましょう。
・なかなか飲み込めない場合は、
口角をトントンと刺激すると飲み込めます。
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気になって食事に
集中できない
・食事の環境は、今までの生活してきた環境
にもよると思います。
・気が散って食事が摂れない場合は、
時間を調整たり、静かな環境を整え
ましょう。
・食べ終わったのに、ずっと箸を動かして
つかもうとしている。
模様のついた食器を使っている場合、
それが食べものに見えていることがあり
ます。
模様のない食器に変えてみましょう。
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・一口量が多い場合、むせて食べものや
飲みものが気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎
や窒息などにつながる恐れがあります。
・スプーンを小さくする、あらかじめ一口大に
切っておくことによって解消できます。
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・高齢者は、喉の渇きを感じにくかったり、
トイレに行くのが億劫と感じている場合が
あるため、飲みものを積極的に取らない場合
があります。
・しかし、身体の水分量が減ってしまい、
脱水につながる恐れがあります。
・いつでもこまめに水分が摂れるように、
ペットボトルや水筒を準備しておくことも
効果があります。
・また、底の深いコップや湯のみの場合、
中に何が入っているか分からず、飲まない
ことがあります。
・また、持ち方が分からない時は、
取っ手のついたコップに変更するという
工夫もあります。
・日頃使い慣れた、愛着のある湯のみやコップ
で飲むと、落ち着いて飲めます。
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・食事をする時の姿勢を正しましょう。
・椅子から身体がずり落ちている、椅子が
高すぎて足が床についていないなどの不安定
な姿勢や、食器を取る際にテーブルが
高すぎる場合などは、食べることを途中で
やめてしまう場合があります。
・クッションを活用したり、テーブルと
椅子の高さが本人に適しているものを
選びましょう。
・また、食事の途中でトイレに行くと、
気持ちが食事から離れてしまいます。
・食事の前に排せつや手洗いを済ませて、
食事に向き合える環境を整えましょう。
・その他、食事の量が多すぎる、1日の活動量
が減ったため食欲がわかない、便秘である、
などの理由も考えられます。
・食事は、ただ栄養を取るだけではあり
ません。
・心地よい環境で食べることは、生きる楽しみ
につながります。
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・箸やスプーン、フォークの使い方が分から
なくなり、手づかみで食べる場合があり
ます。
・隣で使っている姿をお見せして、
真似してもらいましょう。
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・高齢者になると、食べものや飲みものを
飲み込むことが難しくなります。
以下に主な理由を挙げます。
①自分の歯が抜ける、入れ歯の噛み合わせが
悪くなることで噛む力が低下する。
②舌の動きが悪くなる、唾液の分泌も少なく
なる、喉仏の位置が下がる、飲み込むために
働く筋肉が低下するため、食べものを
飲み込む力が低下する。
③食べものが口→喉→食道→胃に送り込まれる
時に、喉から食道に送り込まれる段階で、
食べものが気管に入ってしまう(誤嚥)。
④注意力や集中力が低下し、食事に集中
できない。
⑤麻痺がある場合、食べものを喉に送り込む
ことが難しくなる。
・このような理由により、食べものや飲みもの
が食道ではなく、気管に入ってしまうと、
むせます。
・むせるのは、気管に入った異物を出そうと
する働きです。
・むせによって異物が出てくれば良いの
ですが、むせることなく異物がそのまま
気管に入ってしまい、肺炎を起こす場合が
あります。
このことを誤嚥性肺炎と言います。