終末期ケア(1480)ー2 "看護職と他職種との連携・協働②" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星高齢者のナイトケア


❶夜にはどのような
    ことが起こるのか
     (高齢者のナイトケアの実際)

 看護職と他職種との
       連携・協働②

スター多職種により質の高いケアを
       チームでつなぐ

花施設における看取りを
      支えるために

・今後も年間の死亡数は増加傾向を示し、
 2040年には年間死亡数が過去最多となる
 ことが予想されています。

・多くの特別養護老人ホームでは、
 看取りを積極的に取り組み、その数は年々
 増しています。

・また、介護老人保健施設は在宅復帰を目的と
 した施設でありながら、医療提供施設として
 ターミナルケアを提供している施設も多く、
 死を迎える場の選択肢の一つとして体制の
 整備が求められています。




・近い将来、多死社会を迎えるわが国において

 施設における看取りおよびターミナルケアは

 大変重要な役割を担うことになります。





・今後死亡者数が増加する一方で、医療機関の

 病床数の増加が見込めないことから、病院

 以外の施設や自宅で最期を迎える人が増える

 ことになります。


・医療機関と違って、医師が常駐しないことや

 看護師の人員が少なく夜間不在であること

 など、看取りケアに取り組むにあたり困難さ

 があることは確かですが、多様化する看取り

 において、施設に期待される役割はとても

 大きなものです。


・特に施設での看取りにおいては、職種間の

 連携が大変重要です。


・施設では一定の医療行為しか行えませんが

 医師の指示に基づいて看護師が必要な処置を

 提供します。


・利用者さんが最期まで苦痛を伴うことのない

 ように、穏やかにその時を迎えられるように

 密に連携を図ります。


・施設でのケア提供者として中心的役割を

 担っているのは介護職です。








介護職の不安を取り除き、ケア実践において

 専門性を発揮できるように支えることは

 看護師の役割です。


必要な医療的知識を提供し、観察により

 知り得た利用者の状態や今後考えられる

 病状の経過など、ケアを行ううえで共有して

 おきたい内容を伝えます。



・さらに、利用者さん個々に合わせたケア方法

 をわかりやすく説明します。


看護師と介護職の協働






・看護師は介護職の支えとなれるような連携

 目指します。


・利用者さんが最期まで安楽な体位・体勢を

 保つ方法などをリハビリテーションにかかわ

 る職員と共有します。


・また、最期まで口からおいしく食べる食事の

 提供管理栄養士と検討し続けます。





・このように看取りケア一つとっても、

 施設で働く職種同士の連携がなければ、

 利用者さんの安楽な最期を迎えるケアの実践

 は不可能であることがわかります。







参考資料

    高齢者のナイトケア
  生活の場を中心とした
      支援のポイントと実際
       尾崎章子・坪井桂子編者
 
  
 
          次回は、
   "看護職と他職種との連携・協働③"
       
            

              について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。