終末期ケア(1458)ー2 "夜にはどのようなことが起こるのか 高齢者のナイトケアの実際" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星高齢者のナイトケア


❶夜にはどのような
    ことが起こるのか
     (高齢者のナイトケアの実際)

 在宅での看取りの実現を
    左右する夜間の対応

・近年、単身高齢世帯(一人暮らしの高齢者)が
 増加しつつあります。

・内閣府が発表した「令和4年版高齢社会
 白書」によると、2019年時点で一人暮らし
 をしている65歳以上の高齢者(一人暮らし)
 は736.9万人であり、65歳以上における
 全世帯の内28.8%を占めると発表して
 います。




・今後、終末期にある一人暮らしの高齢者は
 増えていくと考えられます。

・一人暮らしの高齢者の在宅での看取りは
 困難と思われているのが現状です。




・一人暮らしの高齢者の看取りは、
 病院や施設が望ましいと考えている(あきらめ
 ている)病院の医師や看護師も未だにいます。

・確かに、一人暮らしの高齢者の看取りを
 支える際は、配慮しなければならない点や
 クリアしなければならない課題が多くあり
 ます。

・また、一人暮らしといっても別居家族からの
 支援を受けられるか、全く受けられないかに
 よっても異なります。




・特に、身寄りがない一人暮らしの高齢者で

 認知機能が低下している場合では、最終的

 意思決定は誰が行うのかといった局面で、

 支援者側に負担がのしかかることも少なく

 ありません。


・しかし、一人暮らしであってもご本人が希望

 すれば、自宅で穏やかな最期を迎えることは

 可能です。


・在宅で療養する終末期の高齢者へのケアでは

 特に夜間における身体的痛みや不安、不眠

 などにどう対応するか大きな課題になり

 ます。


夜間のケアの質が、在宅での看取りの実現を

 左右することがあります。







参考資料

    高齢者のナイトケア
  生活の場を中心とした
      支援のポイントと実際
       尾崎章子・坪井桂子編者
 
  
 
          次回は、
     "夜にはどのようなことが
             起こるのか 
      高齢者のナイトケアの実際
      一人暮らしの末期がん高齢者の
       不眠の背景にある苦痛を
               軽減する"
            

              について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。