終末期ケア(1445)ー2 "認知症高齢者と睡眠障害 認知症に合併して起こりやすいもの" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星高齢者のナイトケア


❶高齢者にとっての夜
  (生活の場からみた夜)

 認知症高齢者の理解

1)認知症高齢者と睡眠障害

スター認知症に合併して
    起こりやすいもの

花睡眠時無呼吸症候群

・認知症高齢者は、睡眠時無呼吸症候群を
 高頻度に合併していることが多いので、
 大きないびき、肥満、日中の眠気について
 観察します。
 



・睡眠時無呼吸症候群は、血管性危険因子
 あるとともに認知機能低下に影響を与えて
 いることが多いとされています。






花レストレッグス症候群

・レストレッグス症候群は、認知症の方の
 10〜30%に認められ、夜間入眠前の安静時
 に生じる下肢の異常感覚のため、入眠困難や
 睡眠維持困難が生じますが下肢を動かすこと
 により軽減します。

レビー小体型認知症の方では、
 レストレス・レッグス症候群(むずむず脚
 症候群)やレム睡眠行動障害など様々な
 睡眠障害を合併しやすいと言われています。


むずむず脚症候群



・どのような症状かというと、脚の表面では

 なく深部に不快な感じがあり、その不快感は

 人によって様々な言葉で表現されます。

 

 むずむずする

 虫が這う

 ほてる

 炭酸が立つ

 ちりちりする

 引きつる、うずく

 脚をきってしまいたい

 電気が流れる

 痛い

 痛痒い

 脚の中に手を入れて掻きたい

 熱い

 足踏みしたい


・こういった感覚なので、どうしても脚を

 動かしたいということになります。


・薬を用いない治療法としては、

 日中の適度な運動、入眠前の入浴、脚の

 マッサージによる睡眠の質の改善、

 カフェイン、アルコール、タバコを控える、

 症状を悪くするような薬を減量・中止する

(抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、抗精神病薬

 など)などがあります。







参考資料

    高齢者のナイトケア
  生活の場を中心とした
      支援のポイントと実際
       尾崎章子・坪井桂子編者
 

 
 
   
    次回は、
     認知症高齢者の理解
     "認知症高齢者と睡眠障害
       認知症高齢者の
         睡眠障害の看護
            

         
      
             について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。