終末期ケア(1434)ー2 "認知症高齢者を介護する家族の場合" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星高齢者のナイトケア


❶高齢者にとっての夜
  (生活の場からみた夜)

 在宅高齢者の家族
     にとっての夜

1)認知症高齢者を
   介護する家族の場合

・認知症高齢者の夜間の不眠とそれに伴う行動
 やふるまいは、ご家族を悩ませる行動・心理
 症状の一つです。




認知症高齢者の夜間せん妄は、

 攻撃的態度に次いでご家族介助者さんの

 介護負担と強い関連が認められています。





認知症高齢者のご家族介助者さんは、

 非介助者さんに比べて不眠の有病率が高く、

 睡眠の質は低いものになります。


夜間介護による睡眠の中断は、睡眠の質の

 低さや睡眠不足と関連します。


・そして、認知症は長期の療養を余儀なくされ

 るため、介護も長期にわたります。


介護を終えて10年を経てもなお夜間の不安感

 不眠、悪夢に悩まされること、睡眠の質は

 介護以前のレベルまで回復していないことが

 指摘されています。


夜間介護はご家族介助者さんの睡眠に

 長期にわたり影響を及ぼし、老々介護が増加

 している日本では、高齢のご家族介助者さん

 に対する夜間介護の負担への配慮がいっそう

 求められます。















参考資料

    高齢者のナイトケア
  生活の場を中心とした
      支援のポイントと実際
       尾崎章子・坪井桂子編者
 
 
   
    次回は、
     高齢者にとっての夜
      生活の場からみた夜
     "在宅高齢者の
       家族にとっての夜
      在宅高齢者のケアの
      担い手である家族にとっての夜
       就労やダブルケアを行う
            家族の場合"
         
      
             について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。