終末期ケア(1427)ー2 "施設における夜間のケアや対応 施設内外の連携・協働体制の確保" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星高齢者のナイトケア


❶高齢者にとっての夜
  (生活の場からみた夜)

 施設における夜間の
      ケアや対応

1)施設内外の連携・
           協働体制の確保

・夜間に救急受診が必要となった場合、
 夜勤の介護職が搬送に対応できるのか、
 看護職が出勤して搬送するのを待てる状況
 か、救急車を呼ぶべき状況か判断したうえで
 看護職は、直接あるいは電話で指示を
 出します。




・介護職からの報告を聞いたうえで、
 観察内容を尋ねます。

・しばらく様子をみてよい状態なのか、
 急いで対応を要する状態なのか、電話の
 やりとりで十分把握できないときには
 看護職も出勤します。

・したがって、施設内の介護職との連携・協働
 ができる体制は夜間の対応においても基盤
 となります。




・また、搬送先となる協力病院とは、
 退院調整会議への積極的な出席のほか、
 双方の勉強会や地域行事への参加などを
 通して、日常的に連携・協働体制を構築して
 おくことが大切です。

・受診のタイミングを図ることは容易ではなく
 同行した際に病院の看護職に「なぜ、もっと
 早く連れて来なかったの?」「施設で様子
 をみてもよかったのでは?」といった言葉
 に傷つくことも少なからずあります。

・病院の看護職には、同じ看護職として 
 施設の看護職の置かれている状況をもっと
 理解してほしいという施設の看護職の声も
 あります。

・地域包括ケアシステムにおいて、
 利用者さんを中心とした病院・施設間の
 連携・協働体制の確保が必須であることは
 今更いうまでもありません。

・さらに職種間同士で相互に理解を深めていく
 ことも今後も求められます。



 





参考資料

    高齢者のナイトケア
  生活の場を中心とした
      支援のポイントと実際
       尾崎章子・坪井桂子編者
 
   
    次回は、
     高齢者にとっての夜
      生活の場からみた夜
    "高齢者にとって在宅とは
         どのような場か
       高齢者にとっての在宅"
      
             について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。