終末期ケア(1407)ー2 "終末期にみられる症状・所見・時間的変化" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星いつもと違う高齢者をみたら


❶終末期対応の実際

 終末期にみられる
  症状・所見・時間的変化





死期が近づくと、意識は減退し、腕や脚が
 冷たくなって青みがかったり、斑点ができ
 たりします。




・また、呼吸も不規則になります。

・最期の数時間は錯乱と眠気が生じることが
 あります。

気管の分泌物やのどの筋肉の弛緩が原因で、
 呼吸音が大きくなります。

・この呼吸音は死前喘鳴(しぜんぜんめい)
 呼ばれることもあります。

・患者さんの姿勢を変えたり、水分の摂取を
 控えたり、分泌物の水分を減らす薬を
 使ったりすれば、この呼吸音を小さくする
 ことができます。

・こうした処置は、患者さんのご家族や
 介護者を安心させることが狙いです。

・なぜなら、大きな呼吸音は患者が気づかない
 うちに生じるからです。

死前喘鳴は死にゆく患者に不快を感じ
 させるものではありません。



・この呼吸は数時間続き、多くの場合は、
 その後、数時間か数日で死が訪れます。





・尿量については、最期が近いかどうかの判断
 ができやすく、排尿がほとんどなくなったら
 1日〜3日で亡くなることが多くなります。







参考資料

  いつもと違う高齢者をみたら
  在宅・介護施設での判断と対応
           荒井千明著

   次回は、
    「いつもとちがう」に出合ったとき
     "終末期対応の実際
        看取り対応の手順
      
             について


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。