②延命治療の有無を示せる
「意思表示カード」とは?
・意思表示カードと言えば、運転免許証や
マイナンバーカードに記載されている
臓器提供の有無を書くイメージがありま
せんか?
・実は意思表示カードは臓器提供だけに限らず
ご本人との意思疎通ができない状況の中で、
延命処置をどうしたいのか記載しておくこと
で希望を叶えてもらう目的でも使われます。
③意思表示カードとは?
・意思表示カードは自分自身で言葉で伝え
られない状況の際に、延命治療を希望するか
記載するためのものです。
・法的な効力はありませんが、
カードに延命措置を希望しない旨や、
よりくわしく施してほしい治療を記載する
ことで、万が一の事態に備えられます。
④尊厳死について
・意思表示カードと言えば、臓器提供意思表示
を意味することが多いですが、そのほかにも
いざという事態に自分の希望を伝える手段を
作っておくことが大切です。
・特に近年は医療の発達により、
ご本人が望まない形の延命措置を受ける
結果になってしまうケースがあります。
・延命措置とは回復の見込みがない患者さんに
対して、生命維持の治療を施すことです。
・近代医学では患者が生きているうちは、
最善の治療を施して命をつなぐことを
モットーとしています。
・しかし、延命治療の結果患者本人の意識が
ない植物状態のまま何年も生き続けるケース
があります。
・その結果、患者さん本人の意思を尊重でき
ない生き方として、むやみな延命治療を
やめる尊厳死が注目されるようになり
ました。
・尊厳死は過剰な延命治療を施さず、
自然な死を迎えるという人としての尊厳を
大切にしたものです。
・日本では尊厳死を認める公的な制度は
まだないものの、尊厳死を希望する内容を
記載した書類を公正証書としてて残す方が
増えています。
参考資料
私も勉強になりありがたいです。