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❶「いつもとちがう」に
出合ったとき
⑴ 呼吸数が増えている
・高齢者の呼吸数は、成人よりも速い傾向が
あります。
・一般的に、1分間に16~24回が正常値と
されています。
・これは、高齢になると肺の機能が低下し、
酸素の取り込みが悪くなるためです。
・また、体温調節機能も低下するため、
体温の上昇によって呼吸数が増加しやすく
なります。
・高齢者の呼吸数が異常な場合は、
早めに医療機関を受診して原因を調べる
ことが大切です。
高齢者の平均呼吸数
65歳~74歳:16~22回/分
65歳~74歳:16~22回/分
75歳~84歳:17~23回/分
85歳以上:18~24回/分
・ただし、高齢者の呼吸数は個人差が大きい
ため、あくまでも目安として考えましょう。
⑵「呼吸数が増えている」
ときに求められる対応と考え方
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・1分間の呼吸数を数えるか、30秒間測って
2倍します。
・簡単に確認できますので、「いつもと状態が
違う」と思ったら、その1分間(30秒間)を
待つ余裕をもってください。
・10秒間測って6倍したり、15秒間測って
4倍したりする方法は、呼吸数が減っている
場合には誤差を生じるため不適切です。
・高齢者の平均呼吸数は15〜20/分です。
・呼吸数が25/分以上であれば異常と考えて
ください。
・呼吸数が促迫しているなら迷わず受診!
施設や自宅で様子をみてはいけません。
・深刻な状態かどうかを判断するための指標
として、呼吸数はもっとも頼りになります。
・呼吸が促迫しているなら、迷わず病院へ
搬送しましょう。
呼吸数が多くなる疾患
⑶呼吸リズムの異常
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・チェーンストークス呼吸のように無呼吸と
漸増漸減型呼吸(ゆっくり浅い呼吸と
ゆっくり深い呼吸を繰り返すこと)を周期的
に繰り返す。
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・ビオー呼吸のように頻呼吸と無呼吸を不規則
に繰り返す。
⑷呼吸様式の異常
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・正常の呼吸運動とは逆に、吸気時に胸壁が
陥没し、呼気時に膨隆(ぼうりゅう)する
呼吸のことで胸部外傷の際にみられることが
多くみられます。
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・吸気時に頸鎖乳突筋などの補助呼吸筋を
用いたり、呼気時に内肋間筋や腹筋を収縮
させたり、安静呼吸では使わない呼吸筋を
動員して行う呼吸をいいます。
・健常者における安静呼吸は横隔膜や外肋間
などの吸気筋の収縮と弛緩によって行われて
います。
努力呼吸
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・努力呼吸を必要とする病態で、
臥位に比べて座位で呼吸が楽な状態を
いきます。
・これは座位のほうが胸郭の伸展や横隔膜の
運動がよりしやすくなるためです。
・気管支喘息発作時や心不全や肺うっ血など
でみられることが多くあります。
⑸呼吸の深さの異常
過呼吸(過換気)
・呼吸数の増加とともに、1回の換気量が
増えた状態で、いわゆる深呼吸のような
呼吸で、激しい運動の後に見られる過呼吸や
精神的不安定などにより誘発される
過換気症候群が知られています。
低呼吸(低換気)
・1回換気量が低下した状態、睡眠時などにも
みられることがあります。
・呼吸中枢が抑制されて生じる中枢性肺胞
低換気症候群が知られています。
・死期が迫った際にも呼吸回数が低下する
とともに、換気量が低下した浅い呼吸になる
ことがしばしばみられます。
参考資料
いつもと違う高齢者をみたら
在宅・介護施設での判断と対応
荒井千明著
次回は、
「いつもとちがう」に出合ったとき
"呼吸をしていない
心停止?"
について
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。