終末期ケア(1334)ー2 "変形性膝関節症は、膝に負担をかけずに活動的に過ごす" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


星今はこうする!
    高齢者患者ケア


❶「疾患・症状」をみる

①変形性膝関節症は、
  膝に負担をかけずに
     活動的に過ごす







・変形性膝関節症は、関節軟骨が摩擦で

 すり減り、炎症を起こして、関節液が溜まっ

 たり痛みを生じる慢性疾患です。


・要因としては、外傷や炎症疾患などが

 引き金となりますが、最も多いのが加齢変化

 によるもので全体の9割を占め、中高年の

 女性に多いのが特徴です。





・初期は歩き始めや立ち上がり時に痛みを伴い

 ます。


・進行すると歩行時や階段昇降時など常に痛み

 が出現し、正座や足を伸ばすことができなく

 なり、日常生活に支障をきたします。


・基本的には保存療法(薬物療法と運動療法)を

 行い、炎症の改善がみられず生活に支障

 ある場合に歩行機能再獲得のための手術療法

 を行います。








⑴膝に負担のかからない

生活をして「膝の健康」を保つ


・変形性膝関節症は生活習慣病でもあるため

 適正体重を維持し膝に負担のかかることを

 避けるなど、日常生活の改善を行います。








大腿四頭筋を強化する運動療法は、

 疼痛が緩和され進行を防ぐ効果がありますが

 毎日継続することが必要です。


・効果を感じるのに最低でも1か月かかること

 を説明し、継続できるよう支援します。





・また、膝の疼痛から外出を控え行動範囲を

 制限して家に閉じこもることで刺激が減少し

 認知力低下にもつながります。

 




保存療法(外用薬、解熱鎮痛消炎薬)を取り入れ

 ながら、できる範囲内で活動的に過ごすよう

 指導することが重要です。











⑵血小板を用いた

 再生医療も行われるように


・ここ最近、自己血液を採取し、

 血小板を多く含む血漿を膝に注入する

 再生医療(多血小板血漿療法:PRP)療法

 行われるようになりました。


・これは組織修復を促す成長因子が多く含まれ

 ている血小板を注入することで、自己修復能

 をサポートし、関節軟骨の炎症を抑えて疼痛

 緩和と、軟骨のすり減りによる変形の進行

 防止を図るものです。

      




・PRP療法は、日本ではまだ保険診療として

 認められていません。そのため、治療を

 受ける方は自由診療となります。


・PRP療法は再生医療のひとつですが、

 先進医療や高額医療の補助の対象とは

 なりません。








参考資料

    最新の根拠にもとずく
  今はこうする高齢患者ケア
      編著 戸島郁子  
      医学監修 梁 広石 
            照林社
   
          
       
    次回は、
     「疾患・症状」をみる
     "転倒・転落後の頭部外傷は
        急激に症状が悪化する"
             


               について


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  私も勉強になりありがたいです。