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⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
アセスメント・初期対応
❶これって虐待?
・高齢者の虐待はなかなか明らかに
なりません。
・外来で、不自然な外傷や脱水、るいそうで
少しでも虐待を疑った場合は、積極的な
介入が望まれます。
・残念なことですが、日本でも虐待が問題と
なってきました。
・虐待を受けた人は「虐待を受けたので助けて
ほしい」といって病院に受診するわけでは
なく、多くの場合は「怪我をした」とか
「元気がない」といったありふれた訴えで
受診します。
・病院の最前線で働く看護師は、
小児・女性・高齢者という被虐待ハイリスク
群の外傷や不定愁訴を見逃さず、その背景に
虐待があるのではないか?と考えるセンスが
要求されます。
⑴虐待の種類
・“虐待”と聞くと、身体的な害を及ぼす暴力
というイメージが強いですが、身体に関わる
ものだけが虐待ではありません。
・厚生労働省は虐待を以下5つの種類に区分
しています。
⑴身体的虐待
・高齢者に対して暴力的行為や、やむを得ない
場合以外の身体拘束、行動や言動の制限、
強制的行為を身体的虐待といいます。
【介護施設での虐待事例】
お尻を叩くなども身体的虐待にあたります。
・意図的かどうかを問わず、日常生活で必要な
介護や生活の世話を放棄、放任し、生活環境
や身体・精神的状態を悪化させていること
です。
【介護施設での虐待事例】
不衛生なまま放置している
栄養失調の状態
生活させる
する
するなど
⑵心理的虐待
・高齢者に対して暴言・威圧・侮辱・脅迫・
無視、拒絶的な対応、その他の高齢者に
著しい心理的外傷を与える言動を行うことを
心理的虐待といいます。
【介護施設での虐待事例】
態度、言葉の暴力
⑶性的虐待
・高齢者にわいせつな行為をすること、
高齢者にわいせつな行為や性行為の強要や
性的暴力、性的羞恥心を喚起する行為の強要
性的嫌がらせなどが性的虐待です。
【介護施設での虐待事例】
して放置する
⑷経済的虐待
・養護者又は高齢者の親族が本人の同意がなく
財産を不当に処分すること、その他当該
高齢者から不当に財産上の利益を得ること。
【介護施設での虐待事例】
ない
する
使用する
などがあります。
・このように身体に関わる行為だけを虐待と
呼ぶのではなく、精神的なダメージを与え
尊厳を傷つける行為すべてを虐待として
います。
⑸家庭内虐待と施設内虐待
・高齢者虐待は、家庭内虐待と施設内虐待の
二つに分離され、その種類には身体的虐待
心理的虐待、世話の放任、遺棄、性的虐待
経済的虐待があります。
・高齢者虐待が起こる要因には介護者の負担が
もっとも大きいとされますが、その背景には
認知症や過去の人間関係など、様々な要因が
あると考えられます。
・また、日本の風土においては虐待に対する
当事者の意識が低く、虐待そのものが表に
出にくい状況があります。
・ミトンをつけることや4点柵で対応すること
など身体拘束も高齢者虐待にあたります。
高齢者虐待法とは、在宅や施設内において、
高齢者の人権を無視して、身体的への暴行、
心理的な外傷を与える行為、養護の著しい
怠慢、財産の不当な処分等を行うことです。
高齢者の人権・利益を守るため、高齢者虐待
の防止等に関する国等の責務、虐待を受けた
高齢者の保護のための処置、擁護者の負担
軽減を定めた高齢者虐待防止法(高齢者の虐待
防止、高齢者の養護者に対する支援等に
関する法律)が平成17年11月1日に国会で
可決成立し、平成18年4月1日より施行され
ました。






