終末期ケア(1276)ー2 "意識を失ったようです。今は回復しましたが……" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️患者と家族に
   もっと届く緩和ケア

ひまわり高齢者救急

ちょうちょ高齢者の
  アセスメント・初期対応

❶意識を失ったようです。
 今は回復していますが……







⑴高齢者の方の失神について


高齢者の方が約30%の割合で、

 転倒を起こすといったデータが発表されて

 います。


・全転倒のうち、30%は失神を原因とする

   ものといわれています。


・高齢者の方は自然な老化に加え、高血圧や

 糖尿病、心疾患など複数の疾患を持つことが

 多く、そのことにより身体全体の機能低下

 引き起こします。


・人の身体は、本来あらゆる状態・環境の変化

 に応じて一定の状態を保つ性質があります。


・しかし、高齢になるとそれらの機能は低下し

 変化に対応し辛くなっていきます。


・そのため、身体の血流減少や血圧低下を招き

 やすく、脳への血流が途絶えて失神

 引き起こし易くなるのです。







⑵筋肉量低下が失神を招く


筋肉量は加齢とともに低下します。


・特に、日常生活で使う機会が多い手や腕より

 も、歩行などの運動習慣が減ることによって

 足や股の筋肉量の低下が顕著です。


・その結果、足からの静脈血が心臓に戻る

 ための、筋肉が静脈を圧迫する力が弱まり、

 足に血液が停滞しがちになります。


・そのため、全身への血流が悪くなり、

 脳へも十分に血液が行かなくなるため

 失神を起こしやすくなります。




⑶高齢者はなぜ食後に

     失神するのか


・高齢者の方は食後低血圧になり、

 失神を起こすことがあります。


高血圧や糖尿病など、自律神経の調節が

 うまくいかない場合などに多くみられ、

 その割合は高齢者の1/3とも言われて

 います。


・理由としては、食事をすると迷走神経の

 働きで血液は消化のために胃腸に集まり、

 血管は拡張し、心拍数が減少するからです。


・通常その状態を改善するために、交感神経が

 働くのですが、高齢であればあるほど

 自律神経のコントロールがうまくできない

 ため、低血圧状態が続いてしまい、その結果

 食後に失神する事態に繋がります














参考資料

 急変予防&対応ガイドマップ
       高齢者救急
          岩田充永
             医学書院
   
          
       
    次回は、
    "高齢者救急
     高齢者のアセスメント・初期対応
     失神した場合の初期対応は、
       どのような手順で行うか?"
     

           
        
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