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⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
アセスメント・初期対応
❶呼吸困難の原因には、
どのようなものがありますか?
⑴気道の問題
・アナフィラキシーや気道異物が原因の場合は
急速(数分以内)に呼吸困難が進行する危険が
あります。
・気道に問題が生じた場合は、息を吸った時に
喘鳴(ぜいめい)を生じることがあるため、
呼吸時の異常音を確認することが大切です。
・アナフィラキシーを疑う場合は、
何を食べたか、どんな薬を飲んだか、
じんましんの合併はないかを確認します。
・アナフィラキシーを疑った場合は、
ただちにアドレナリン0.3mgの筋肉注射が
治療になります。
・気道異物としては、高齢者では入れ歯や
差し歯、食物などが多く、これらの確認が
重要です。
・急性喉頭蓋炎は日本では中年(特に男性)に
多く、高齢者には稀ですが発熱と咽頭痛を
きたしている場合は念頭におく必要があり
ます。
・喉頭の部分を軽く押した時に圧痛がある
場合は要注意です。
早急に耳鼻科医に相談する必要があります。
⑵肺の問題、心臓の問題
・緊張性気胸の場合は、
アナフィラキシーや気道異物と同様に、
急速(数分以内)に呼吸困難が進行する危険が
あります。
・心不全や気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患の
増悪は、高齢者の呼吸困難の原因として
頻度の高いものです。
・これらは同じように喘鳴(呼気性喘鳴)を
伴うのですが、治療が異なるので正しく鑑別
する必要があります。
・気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患の増悪時の
治療に用いる気管支炎拡張薬は、副作用で
頻脈をきたし、心不全を増悪させることが
あります。
・心不全では多くの場合、心拡大、心血管陰影
の増強、胸水貯留といった所見が認められ
ます。
治療は、心不全の場合は利尿薬(ラシックス)
血管拡張薬(ニトログリセリンなど)を用いて
治療します。
・慢性閉塞性肺疾患の増悪や気管支喘息の場合
は気管支拡張薬吸入やステロイドなどが
用いられます。
呼吸困難の原因は
部位別に考えよう
気道、肺、心臓、その他のどこが
悪いの?
心不全、慢性閉塞性肺疾患、
気管支喘息は症状が似ているために
鑑別が難しい
胸部X線を早めに撮影すること
参考資料
急変予防&対応ガイドマップ
高齢者救急
岩田充永
医学書院
次回は、
"高齢者救急
高齢者のアセスメント・初期対応
意識を失ったようです
今は回復しましたが……"
について
一緒に勉強しましょう 
※ ご感想、ご意見、ご質問、
ご遠慮なくいただけたらと思います。
手探りでやってますので、ヒントをもらえたら
私も勉強になりありがたいです。






