終末期ケア(1266)ー2 "高齢者が腹痛をきたす危険な疾患には、どのようなものがありますか?" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



うさぎ2部に分けて投稿していますロップイヤー
 本文はこちらですウサギウサギウサギ


⭐️患者と家族に
   もっと届く緩和ケア

ひまわり高齢者救急

ちょうちょ高齢者の
  アセスメント・初期対応

❶高齢者が腹痛をきたす
 危険な疾患には、どのような
     ものがありますか?

・高齢者は、交感神経系の機能が低下して、
 痛みに対して鈍感になっていることがある
 ため、腸管が捻じれたり(捻転)、破れたり
 (穿孔)して、通常であれば強い腹痛と腹膜
 刺激症状を呈するような病態でも、注意深く
 診察しないと腹部診察で腹膜刺激症状を
 発見できないことがあります。


高齢者の危険な腹痛




⑴血管性疾患での注意点

・高齢になるほど血管性疾患(急性心筋梗塞、
 大動脈瘤破裂、腸管膜動脈閉塞)による
 腹痛の頻度が高くなるのですが、これらの
 重篤な血管性疾患であっても腹痛の程度が
 軽かったり、腹部刺激症状を呈さないことが
 あります。






⑵生命にかかわる腹痛を

       見逃さない


・血管性病変のトップに急性心筋梗塞が挙げ

 られているように、腹部以外の重篤な疾患

 でも腹痛をきたすことがあります。


「高齢者の臍(へそ)から上の症状では、

 まず12誘導心電図で急性心筋梗塞を

 チェック」という法則を覚えておくことは

 大変重要です。



12誘導心電図



・高齢者の生命にかかわる危険な腹痛を

 忘れないためには、「血管の病気→腸が

 破れた(穿孔)病気→腸が捻れた(捻転)病気」

 の順番に考えていくと漏れがないと思い

 ます。




!!高齢者の腹痛は、
 症状・所見が軽そうでも
 要注意!

!高齢者は重篤な疾患でも痛がらない

!鑑別は「血管が破れる➡︎捻れる➡︎
    詰まる」の順番で

!腹痛でも心筋梗塞あり!
    臍の上の症状では、必ず12誘導心電図
    をチェック
 
 








参考資料

 急変予防&対応ガイドマップ
       高齢者救急
          岩田充永
             医学書院
   
          
       
    次回は、
    "高齢者救急
     高齢者のアセスメント・初期対応
        意識がありません"

           
        
                                     について

          
                        一緒に勉強しましょう ニコニコ


 ご感想、ご意見、ご質問、
 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。