


・高血圧症治療ガイドラインでは、
収縮期高血圧の高齢においても、長期的には
若年者と同様の目標値(140/90mmHg
程度)にコントロールすることが推奨されて
いますが、普段、高血圧であった高齢者に
急激な降圧をはかると臓器血流不全※を
きたす危険があります。
※急激に血圧を下げると、
脳に悪影響が起きる可能性があるだけで
なく、それまで長期間高血圧に慣れた他
臓器に障害を起こすこともあります。
・「血圧を測ったら高かったので心配だ」と
いう理由で病院を受診する高齢者も多く
いますが、高血圧による臓器障害がない
無症候性の高血圧では緊急の降圧は避ける
べきです。
高齢者の急激な降圧は、
急性腎障害をきたすリスクあり!
⑵吐血といっても
頻脈じゃないので、それほど
大した出血量でないのでは?
・安静時(ストレスがかかっていない状態)に
おける心拍数は加齢で変化しませんが、
運動やストレス負荷に伴う心拍数の反応は
加齢とともに低下します。
・若年者では、外傷や消化管出血で出血性
ショックをきたす場合は血圧が下がる前に
頻脈になるため、頻脈は出血性ショックの
早期診断の手がかりとして有用なのですが
高齢者では大出血をきたしても頻脈になら
ないため「頻脈にならないから大した出血量
ではない」と誤解しないように注意が必要
です。
・特に普段から高血圧症・狭心症・心房細動
などの治療で心拍数上昇を抑制する薬剤
(β受容体遮断薬、ジルチアゼムやベラパ
ミルなどのカルシウム拮抗薬、ジギタリス
など)を内服している高齢者は要注意です。
高齢者は、出血をきたしても
頻脈にならない
バイタルサインから観る高齢者の対応
⑶今は技術も進歩している
のだから、高齢者でも積極的に
カテーテル検査を行うべき?
・高齢者になると、急性心筋梗塞、脳梗塞、
腎梗塞、上腸管膜動脈梗塞などの血管が
詰まる病気が多くなるのは、動脈硬化の影響
があるためです。
・最近は技術が発達し、高齢者でもカテーテル
検査が積極的に行われるようになりました。
・しかし不用意なカテーテル操作を行うと、
動脈硬化をきたした血管壁を傷つけて
コレステロールの結晶を全身にまき散らし
てしまうことがあります。
・これをコレステロール塞栓症といい、
多臓器不全をきたす恐ろしい合併症です。
高齢者の血管は
硬くて溜まりやすい!
常に血管疾患(心筋梗塞、上腸管膜
動脈硬化、腎梗塞、脳梗塞など)を
考慮する
高齢者におけるカテーテル検査では
コレステロール塞栓症を警戒する
参考資料
私も勉強になりありがたいです。








