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⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
苦痛が緩和しない時に開く本
難治性ではない
はずの呼吸困難
❶ちょっと対応すれば
なんとかなる原因②
(溢水、感染、胸水)
しぼる、利尿剤を(控えめに)投与
する
効果がある時がある
⑴溢水には、
まず水分を減らすこと
・溢水への対応は水を減らすことですから、
まず経口で飲水がまあまあできているなら
(嘔吐がないなら)点滴はやめるか(患者さん
やご家族の希望で行っている場合では)
500ml/日以下にします。
・利尿剤の投与も有効ですが、
ラシックス(フロセミド)を使う場合には、
あらかじめ「トイレの回数が増えても大丈夫
か」を確認します。
・ただでさえ息苦しいところに排尿回数が
増えると、かえって総合的に苦しくなる
からです。
・トイレに移動するのが苦しい時、
患者さんの同意が得られたら、しばらく
尿道カテーテルを挿入することも考えます。
・尿道カテーテルを入れない時は、
夜中の排尿回数が増えないように、
午前中に利尿剤を投与するとかの工夫を
します。
⑵感染には抗菌薬が基本
・感染への対応は、緩和ケアに限らず抗菌薬
です。
⑶胸水は抜けば
楽になることが多い
・胸水については、「抜く」が基本です。
・X線写真を撮ったら「片肺真っ白」という
状態の胸水は、抜いて楽になればそれでいい
のですが、肺転移やリンパ管症が主体の
呼吸困難では、胸水を抜いてもまた溜まって
しまいます。
・それでも、胸水を抜くと確かに数日は
呼吸が楽になることがあります。
・健康な人から見ると数日でも、
残りの時間が1.2週間の人にとっては、
数日だけでも呼吸困難が和らぐことには
大きな意味があります。



