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⭐️患者と家族に
もっと届く緩和ケア
苦痛が緩和しない時に開く本
❶治せる(こともある)
せん妄の原因がある①
せん妄の原因さえわかれば「治療できる
原因」があります。
⑴高カルシウム血症
・高カルシウム血症の症状は、
眠気、せん妄、吐き気、便秘と、オピオイド
の副作用と全く同じなので、血液検査を
しないとわかりません。
・カルシウムの排泄量を増やすための輸液
および薬の投与、高カルシウム血症が
重度でなければ、原因を取り除くだけで
十分です。
・軽度の高カルシウム血症の人や高カルシウム
血症が起こりうる病態がある人は、腎機能が
正常であれば、水分を十分とるよう指導され
ます。
・水分は腎臓を刺激しカルシウムを排出させる
だけでなく、脱水の予防にも役立ちます。
・カルシウムの値が非常に高い、または脳機能
障害の症状や筋力低下がある場合には、
腎機能が正常である場合に限り、水分と
利尿薬を静脈内投与します。
・透析は非常に効果的で、安全かつ信頼できる
治療ですが、他の方法では治療できない重度
の高カルシウム血症の人のみに用いられ
ます。
⑵がん性髄膜炎
・転移性脳腫瘍の特殊型として、
髄液腔内でがん細胞が増殖するがん性髄膜炎
があり、乳がんや胃がん等の腺がんで多く
見られ、終末期の予後不良の兆候ですが、
がんの種類により、オンマイヤリザバーと
いう貯留槽を埋め込み、そこから抗がん剤を
髄液腔に直接注入することで、症状の改善が
みられる場合もあります。
・現在の治療は、手術と放射線治療が主体
ですが、最近は、がんの種類により、
分子標的薬(イレッサ、タルセバやタイケルブ
など)が効を奏するケースが散見され、
今後のがん薬物療法の発展が期待されます。
オンマイヤリザバー





